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パチンコ・パチスロブログ

名波誠

優先順位のハナシ

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公開日: 2020/05/03

「パチスロひとり旅Classic」ではありません。

 

新型コロナウイルスに感染して死亡する人が出ています。しかし、感染していないにもかかわらず命を落とす(命を絶つ)人も現れ始めています。

命を落とす(命を絶つ)原因の一つは「お金」絡みでしょう。もっと具体的に言えば「借金」ということになるんだろうと思います。

 

ボクは今まで、それなりに、お金を借りたり返したりを経験してきましたから。それなりにアドバイスできることがあるのではないかと。何らかのヒントになるようなものを提供できるのではないかと。

 

※ここから先、借金がない人や、生活に困っていない人は読む必要がありません。時間のムダなので他のページに飛んでください。

 

 

           

今回は「借金返済の優先順位」のハナシをします。

そもそも、返済の優先順位を考えなければならない状況ということは、つまり、多重債務者だということになりますね。

 

ネットで「借金返済の優先順位」について検索をかけると、それっぽいことが書かれているサイトがズラリと表示されます。

そのほとんどは全く同じ内容です。

 

・利息の高いところから先に返済すると良い

 

これの一点張り。

そのほうが早く完済できますよ(ニコッ)って。

 

のんきなものです。

どのサイトにも緊張感がありません。

 

 

20200503-1『パチスロひとり旅GOLD』より(単行本・全3巻)

 

 

▲平成7年頃、返済を2ヶ月ほど滞納していたサラ金A社から本当にかかってきた取り立ての電話です。

 

誰でも知ってる超有名な会社ですよ。

マンガみたいに全力でブチギレるんです。

音声を簡単に録音できたり、簡単にSNSに公開できるようになっている現在では、このような厳しい取り立ては姿を消してるんでしょうけどね。

 

(´・ω・`)
チビります

 

 

取り立て担当の人が、なぜ全力でブチギレるかわかりますか?

 

たかだか50万円ぐらいの話なのに。

しかも担当者は普通のサラリーマンです(たぶん)。

身銭を切ってボクにお金を貸してくれたわけじゃないんですよ。

 

それなのに、なぜ全力でブチギレてるのか。

それは

 

 

 

優先順位の第1位に躍り出るためです。

リアルガチで心の底から怒っているわけではありません。

 

 

多重債務者はお金に余裕がありません。

つねに余裕がありません。

ボクも余裕がありませんでした。

 

たとえばサラ金×5社からお金を借りていて、それぞれに今月末までに2万円ずつ返済(入金)しなければならないとき。必要な返済資金は2万×5社で計10万円です。

ところが、どうしても今月は2万円しか用意できません。

 

A社からE社まである中で、1社にしかお金を返済(入金)することができないとなったときは、どうしても優先順位を考えなければなりません。

 

そんなとき、冷静に利息の高い順番を考えてる余裕なんてないんすよ。

サラ金各社それぞれの利息をいちいち正確に把握してるような「ちゃんとした人間」は、そもそも借金なんかしません。

だから、優先順位の第1位は利息が一番高いところではなく

 

 

 

いちばん怖いところ

 

 

になるのが普通です。

その心理を知っているからこそ取り立ての担当者は、わざとブチギレてみせるのです。他社よりも強めにブチギレればブチギレるほど優先順位が上がり、回収率が高まりますから(=優秀な取り立て担当者として高く評価される)。

 

 

場合によっては、この「いちばん怖いところ」にだけは返済(入金)が遅れてはマズイと思い、あわてて親類や知人からお金を借りる人もいるでしょう。

実は今回、ボクが一番言いたいのは、これ。

 

親類や知人、会社の同僚からお金を借りてはいけない。

ということです。

 

そういった方面から、すでにお金を借りちゃってる場合は

なによりも優先して親類や知人、会社の同僚にお金を返したほうがよい。

と言いたいのです。

 

 

たいていの場合、親類や知人、会社の同僚は利息を要求してきません。

仮に要求してきたとしても微々たるものでしょう。

プロじゃないから、ちょっとぐらい返済が遅れてもブチギレたりしないでしょう。

そのため甘えてしまい、返済順位が下のほうになりがちです。

いちばん後回しになるのです。

 

「借金返済の優先順位」で検索をかけて出てきたサイトにも利息の高いところから先に返すようにしようと書かれているので、それに倣えば、親類や知人からの借金(=利息ほぼゼロ)は最後の最後に返済すればよいということになりますからね。

一般的には、それが常識なのでしょう。

 

しかし、人としての立ち回りを考えた場合は、むしろ大不正解なのではないかと思い至ったのです。

誰もが常識だと信じていることを否定するのは勇気が必要ですけれども。

 

 

ただ、それを説明するためには「借金があることを周囲にカミングアウトしようのハナシ」と「どうしても無理っぽかったら借金完済をあきらめてヨシのハナシ」もしなければなりません。

次回につづきます。

 

 

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