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名波誠

必ずしも全面支持じゃないよ

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公開日: 2020/08/04

大事なことなので。

もうちょっと書きます。

 

前回のブログで、仮に“高山県(飛騨県)”が存在していた場合の都道府県別・新型コロナウイルス感染者数について触れました。

明治時代の一時期には実際に2つの県に分かれていたので、あながち机上の空論というわけではありません。

 

 

20200804-1

 

2020年2月下旬~8月1日の累計感染者数です。

“高山県(飛騨県)”は人口の少ない地域であるとはいえ、いまだ、たったの1人。

人口は少ないけれど、世界遺産の「白川郷」や高山の古い町並みなどの観光スポットのほか下呂温泉や奥飛騨温泉など宿泊施設も多い地域なので、県外から訪問する人が少ないわけではありません。

 

同じ県内の美濃地方(名古屋寄りで、まあまあ感染者が多い地域)との間で、なんの制限もなく普通に人やモノの行き来がありますし。

なんだったら4月の頭までは外国人観光客も飛騨地方の観光地を訪れていましたし。

にもかかわらずです。

 

 

この事実からボクは個人的に、「県をまたぐ移動を一律に制限することには科学的な根拠がない」と考えました。

県境をまたごうがまたぐまいが、移動を県内だけに制限しようがしまいが、そこに密な環境があれば感染するし、なければ感染しない。

飛騨地方には密な環境がほとんどないから感染しないし、県外からの訪問者が感染を拡大させることもない。

シンプルな話です。

県境をまたぐ移動の有無、多い少ないとは関係がほとんどありません。

 

 

今、テレビを始めとするマスコミ各社は「GoToトラベル」叩きに熱心です。

8月1日放送の、かなり視聴率の良い情報番組でも「GoToトラベルキャンペーンが始まった7月22日の全国の感染者数は◯◯人だったけど、キャンペーン開始から◯日経過した現在、その倍の◯◯人に急増している」と言っていました。

いやいやいやいや、たしかに新規感染者数は日に日に増えているけど、現時点ではキャンペーンと関係ないべ????

勝手にヒモ付けちゃダメでしょう。全国ネットの高視聴率番組で。

科学的な根拠がありません。

 

つい今しがたのワイドショー(8月4日午前)でも、GoToトラベル叩きの勢いがすごかったし。

 

科学的な根拠なくパチンコ店と客を叩きまくっていたあの頃と、なんにも変わってないんですよ。

 

こんなときなのに営業しているパチンコ屋は、あそこかー!

けしからんー!

カメラを回せー!

どんどんあぶり出せー!

ってね。

 

不安を煽ったほうが儲かるから、なるべく事を荒立てようとしているのでしょう。

 

 

そもそも、GoToトラベルキャンペーンが実施されようがされまいが、旅行自体は禁止されていないので、旅行をする人は一定の割合で存在します。

たしかに、旅行先の会食等で、それなりに感染する人がいるかもしれません。

今は旅行をするな、県境をまたぐな、という論調であれば、まだ話し合いの余地はありますけどね。

 

旅行代金のお会計のときに、GoToの割引を適用していたらアウトで、普通の支払いだったらセーフ、と言ってるのと同じようなことですよ。

なんと乱暴な。

 

キャンペーンの実施により旅行者が◯割ぐらい増え、旅行関連の感染者も比例して◯割ぐらい増えた。というエビデンス(科学的根拠・統計)があるんだったら話は別ですよ。

あるいは、「正規料金で旅行をする人よりもGoToの割引を適用して旅行する人のほうが酒を飲んで大声を出してドンチャン騒ぎしがち」という傾向が確認されてるんだったら、これも話は少し違ってくるかもしれません。

でも現時点では、まだ報告が上がってきてないですよね。

 

そもそも、各地のホテルや温泉、新幹線の車内や飛行機の中とかでクラスターが発生しまくってるなんて聞いたことないし。

“高山県(飛騨県)”の例からも明らかだろうと思いますし。

 

7月27日放送のテレビ番組で某県の知事が言ってました。

「発表時に感染経路不明に分類されている人も、その多くが、実質的には夜の街・夜の飲食関連なんです」と。

うすうすボクもそうだろうと思っていたので、すごく納得しました。

ちょっと買い物に出かけただけなのに感染した!ちょっと電車に乗っただけなのに感染した!市中感染だ!経路不明に分類だ!

じゃないんですよ。

 

※「夜の街関連」という言葉は使うべきでないという意見もありますが、知事がハッキリそう言ったので、そのまま書きました

 

だから、そっちの方向に税金を重点的に投入して(きちんと補償して、すごく補償して)感染源を抑える一方で、そっちじゃない方向は、むしろ逆に、なんなら今まで以上に積極的に経済活動を行うべきだろうと。

凹んだ部分をリカバリーして経済全体のバランスを保つためには、リスクの低い分野に関しては自粛じゃなく、むしろ経済活動を促進させる方向に持っていくのが正解なのではないかと。

メリハリをつけない一律の自粛(全員参加のステイホームとか県境またぎの自粛とか)はデメリットが大きいと思います。メリットなしとまでは言わないけれど。

 

 

 

かくいうボクもGoToトラベルキャンペーンを全面的に支持しているわけじゃありません。勘違いしないでください。

どこかの組織を擁護するために言ってるんじゃないんです。

 

間違えてプッチンプリンを1000個も発注してしまいました、助けてください。ぐらいだったら、まだギリで許せますけどね。

サイズを少し間違えたやつを400億円分も発注してしまいましたテヘッ。

じゃねーんだよ。

 

温厚を絵に描いたような性格のボクでも、さすがにそこまでは擁護しきれません。

 

ただ、科学的な根拠なくパチンコ店叩きをする人に対して反論する一方で、振り向きざまに科学的な根拠なくGoTo叩きをするってのは、いかがなものかと思ったのです。

感染リスクの低いところまで一緒くたにされ、一緒くたに営業自粛しなさい、行動自粛しなさい、ホーム!四の五の言わず、はいホーム!と言われたら困っちゃうな、と思ったのです。

 

エビデンス大事。

ということです。

パチンコ屋さんは自粛する必要がなかったのに、ってことです。

 

今後の事態の変化によっては、ボクも考えを改めるかもしれませんし。

 

 

じゃ、打ちに行ってきます。

 

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