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名波誠

どっちも遅い

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公開日: 2020/08/06

無視できないニュースが飛び込んできてしまいました。

大阪府知事が2020年8月4日の記者会見で公表した、「うがい薬を使ったら唾液中のウイルス量が減ったという研究結果が出た」というやつです。

唾液中のウイルス量が減ると他人にうつしにくくなるし、本人の回復も早まることが期待されるということです。

 

 

あまりにも知事の顔がテカテカしていたので嫌な予感がしましたが、さっそく専門家や医学界から異論が噴出。

うがい薬の買い占めが全国各地で発生してしまったこともあり、翌日に知事が釈明に追われる場面もあったりなんかして。

 

SNS上でも異論や反論が見られましたが、その多くは知事が発表した内容を正確にトレースしたものではなく、マスコミが"大袈裟に"報じた内容を受けての異論反論であると感じる部分もあったので、すこし注意しなければなりません。

 

それはそれとして。

このニュースを聞いて、すぐにボクは思いました。

 

遅っ

なんぼなんでも遅すぎるでしょ

 

と。

 

うがい薬によるウイルス量の減少効果を専門家や研究者が試すのも遅かったし、うがい薬の使用に待ったをかけたり異論を唱える専門家や研究者の反応も遅い。

遅すぎる。

 

(´・ω・`)
うまい、うますぎる。みたいなリズムになっちゃった

 

こまめな手指消毒が大切だとしつこいぐらいに言われているので、こまめな口内消毒にもそれなりの効果があるかもしれない、と発想するのは自然なこと。 

うがい薬に限らず、口内のウイルス量を減少させる方法があるのかないのかについては長年の研究や知見により、とっくに答えが出てるもんだと思っていたのですが、そうとも言えないようです。

ちなみにボクもアマチュアなりに、2020年2月末の段階で提起していました。

 

 

 

口やノドに付着するウイルスについて書いたブログ(2020年2月26日更新)より抜粋↓

 

 

ボクは子供の頃から「うがい」が苦手です。

液体がノドの奥のほうまで届かなくて浅いところでしかブクブクできないから、あんまり意味がないような気もしますし。

「手洗い」は嫌いじゃないから、まあ、いいんですけどね。

 

で、テレビの情報番組を見ていたら、ある医師が「水などを飲んだとき、一緒に胃に落ち込んだウイルスは死ぬ」ってなことを言っておりまして。

 

それが本当だとしたら、わざわざ外に吐き出す必要なくね?

と思ったんですよ。

「体内に入り込んだウイルスを外に出さなければならない」という固定観念が、むしろ、感染予防の邪魔になってるんじゃね?

と思ったんですよ。

いつでもどこでも、自由に液体を外に吐き出せるわけじゃないですからね。

パチスロを打ってるときとか、電車に乗ってるときとか。

 

こまめに水分補給をして、口の中やノドに付着したウイルスを胃に落とし込めばいいのではないでしょうか。

「うがい」できる環境にいるなら、そりゃ「うがい」でいいんでしょうけど。

10分おきとか15分おきに、少量でもいいから水やお茶を飲み込む。

これだけで、だいぶ違うんじゃね?

と。

 

もっと言えば

ウイルスはアルコールに弱いらしいから、小さな容器に日本酒とか焼酎とかを入れて持ち歩いて、それをチビチビと、酔っ払わない程度に、たまに飲むとか。

 

これ、感染予防にすごくいい気がするんですけどね。

「10分毎にうがいする」とかは非現実だし。

マスクは売り切れていても、日本酒とか焼酎が売り切れてるのは見たことないし。

 

でも、情報番組に出てる医者が積極的に推奨していないということは、

「飲み込みオッケー」
「うがいよりハードル低くて実践しやすい」
「お酒チビチビ」

は単なるシロウト考えであり、あまり効果がないんでしょうか。

とても大事なことだから、もっと深堀りしてくれても良さそうなものだけど。

 

抜粋おわり

 

 

 

 

 

「ポビドンヨード」なんて言葉を知らなかったので↑のブログの中で具体的には触れていませんが、要するにボクが2月26日のときに言いたかったのは

 

もっと専門家が先回りして、ウイルス量を減少させたり他人にうつしにくくなる方法に関する情報をワイドショーなどで発信してほしい。

もし「専門家にも分からない」ということなのであれば、それはそれで、わからないと正直に積極的に発信してほしい。

ということでした。

 

どのワイドショーを見ても、出演している感染症の専門家の皆さんが、そのことをなかなか言わないので業を煮やし、ガマンできずに2月26日のブログに書いたのです。

 

日本酒をチビチビやることにウイルス減少効果がわずかでもあるのかないのか。あるいは専門家でもハッキリとは分かっていないのか、なんらかのデメリットのほうが大きいから推奨されないのか。

エビデンスがないならない、あるならある、あるいは、あるのかないのか専門家でもよく分かっていないのか。

ほかにも想定問答は無数にあるでしょう。

 

感染症の専門家には想像力を働かせてほしかったのです。

最後に頼れるのは専門家しかいないんですから。

アマチュアから聞かれる前に、先回りして”質問”に答えてほしかったのです。

ワイドショーとかで。

2月の段階で。

 

だから、もう半年以上も経過しているのに、今さら「ポビドンヨードに効果あり」とか「いや、ちょっと待ってください、エビデンスが足りませんよ」「デメリットのほうが大きいからヤメといたほうがいいでしょう」みたいなやり取りが空中を飛び交っているのを見て

まず最初に

遅っ

と思ってしまったのです。

 

 

大阪府が5月から7月末にかけ医療関係者と協力して慎重に研究を進めていたことについては、とてもナイスだと思います。

いろいろ試してみればいいんです。

 

 

しかし、それに対する異論反論が遅すぎます。

専門家であれば、その研究がすでに存在しようがしまいが、華麗に先回りして

「ポビドンヨードうがいに効果があるかもしれないと考える人がいても不思議ではありませんが、コロナウイルス以外の、カラダに有益な菌も一緒に殺してしまうデメリットがあるなど、話は簡単ではありません」

あるいは

「まだ分かってないことが多いから研究してみる価値がある」

みたいなことを2月末の段階で言えたでしょう。

したり顔で反論してる場合じゃないのよ、あなたたち。

半年遅いのよ。

だから買い占めみたいなことが起きちゃってんのよ。

 

ボクは専門家じゃなくてアマチュアだから「日本酒チビチビ」しか一例として頭に思い浮かびませんでしたが。

(´・ω・`)
ほんの一例です

 

 

実はポビドンヨードは”ひっかけ”で、もっと他に最適解が存在する可能性も否定できませんし。

そもそも最適解など存在しないのかもしれませんし。

ただ、想像力を働かせることをヤメず、考え続ける必要はあるでしょう。

お忙しいとは思いますが、ワイドショーに出てる出てないに関わらず、とくに専門家と呼ばれている人たちにお願い申し上げます。

 

 

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