パチンコパチスロ界の黒歴史?
記事一覧へ公開日: 2021/03/14
毎度の「パチスロひとり旅Classic」です!
…と言いたいところですけれども、今回は微妙に変化球。
(´・ω・`)
4号機時代のパチスロ界を語るときに避けて通ってはイケナイ話
ミリオンゴッドの登場により大いに賑わっていた2002年(平成14年)頃のパチスロ界でしたが、その賑わいに乗じて(?)、「攻略法」を高額で販売する人たちが現れるようになりました。
おそらく、それなりにネット販売もやっていたんだろうとは思いますが、主な販売経路はパチンコ・パチスロ雑誌に掲載されていた広告ページです。
2002年頃に発行された、とあるパチスロ雑誌の表紙をパラリとめくると…
広告ページに、某「パチプロ」が顔出しで登場。
現役最強のプロが納得いくまで完全指導。
責任を持って指導します。
などと書かれています。
2021年3月現在、全日遊連(全日本遊技事業協同組合連合会)やメーカー各社の公式サイトには、高額のパチンコ・パチスロ攻略法販売に手を出すことのないようユーザーに対して注意を喚起する内容の文章が掲載されています。
しかし2002年当時、攻略法販売を規制する空気が業界内になく、ほとんどのパチンコ・パチスロ雑誌に攻略法販売会社の広告が掲載されていました。
まるごと一冊、攻略法販売の広告と攻略法関連の記事で埋め尽くされた雑誌も一部に存在していたほどです。
なぜ2002年頃、攻略法販売の広告が急に増えたのか?
答えは簡単です。
高額な攻略法を売る人と買う人がいたからです。
(´・ω・`)
しょぼん
雑誌を作る側(編集部)としては広告ページにまで口を出せない、関与できないという部分もあったんだろうとは思います。
しかし、内容が内容だけに、出版社と100%無関係だ、買う人の自己責任100%だ、と言い切れるでしょうか。
あのピ――が攻略業界に殴り込み!
同じ雑誌の、違うページにも攻略法販売の広告があります。
いまさらという感じだが、こいつはマジですごい!
なぜならば確変を直撃できる上に、永久連チャンが可能となっているので近くのホールにあるのならば、イチ押しだ!(確変継続とのセット価格20万円)
メーカー発表の一撃7万枚は伊達ではなかった!
設定などは気にせずに思いのままに出しまくり、日頃のウップンをはらしてくれ!
同じ雑誌の、さらに違うページの広告は
各機種の持つ特有のリーチ目の存在
あらゆるスロットのモーニング設定を見破る攻略法
天井に近づいたときにだけ出てくる出目
所属プロを含め十数人で運営
もっとも効果がある機種を厳選して情報提供
ビッグ直撃はもちろん、ストック強制解除で1日10000枚を確約。
メーカーとの攻略・対策の一騎打ち状態が続いていますが常に当社の攻略法が一歩リードしています。
こうした広告は、必ずしも違法であるとは言えません(少なくとも当時の法律では)。
万が一トラブルに発展したとしても、民事不介入の原則により警察が出動するわけにいきませんし。
あくまでも当事者同士で解決すべきということになってしまいます。
第三者(名波アマ含む)は口を出すことができないんすよね。
攻略法を販売する側にしてみれば、
「名波! おまえだってタダじゃない有料の雑誌に攻略法の記事を書いて金をもらってんじゃねーのか?」
「攻略法の価格と内容に納得するかどうかは客が決めることだ、お前じゃねえ! クソライターのぶんざいで自分に都合のいいことばっか言ってんじゃねぞ名波!」
と主張することもできるでしょう。
(´・ω・`)
ギャフン
機種紹介ページのとなりに攻略法販売の広告ページ。
違和感のある誌面構成ですが、当時としては普通のことでした。
1回読んだだけでは内容がスッと入ってきません(にがわらい)。
日本語でお願いします、とまでは言わないけれど。
パチンコツアーの権利発生を送付済み?
(´・ω・`)?
広告なのに誤字あるし。
(´・ω・`)
こちらは、本社ビルの竣工をアピールしている攻略法販売会社。
あやしいペーパーカンパニーではなく、ちゃんとした会社ですよ。
という雰囲気を出したかったのでしょう。
15万円とか20万円とかの攻略法を見たあとに、2万円とか2万5000円のやつを見ちゃうと?
(´・ω・`)
つい買っちゃう?
繰り返しになりますが、全日遊連や各メーカーの公式サイト等においては現在、高額な攻略法に手を出すことのないよう注意喚起しております。
今回のブログ記事はパチスロ4号機時代の世相を振り返るうえで無視するわけにいかない歴史的な事実、史実にもとづくものであります。
(´・ω・`)
各自、持ち場に戻ってヨシ
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