子供も大人もアマも号泣
記事一覧へ公開日: 2021/09/21
「パチスロひとり旅Classic」です。
2003年(平成15年)の3月末、鹿児島県の屋久島から離れようとしていました。
年度末ということもあってか、仕事の都合で島を離れる人たちや、見送りに来た人などで港は大混雑。
とくに、島内の小中学校・高校(島には県立高校が1校あります)で数年間にわたって勤務していた先生たちにとっては後ろ髪を強く引かれる思いでしょう。
離島の多い鹿児島県で教員として採用された場合、定年までに必ず1度か2度は離島の学校に赴任しなければならないというルール(?)があるようです。
語弊があるかもしれませんが、都会の環境とはひと味違った、離島ならではの人間同士の深い絆が、きっとあるはずなんですよね。
2003年3月31日(月曜)
(港の窓口で乗船手続きを完了したところからのつづき)
ものすごい数の見送りの人たち
横断幕やら何やらで
ごったがえしている
フェリーに乗り込むクルマの車列から撮った1枚。
このあとすぐに船内へ。
岸壁に集まっている見送りの人たちを、船のデッキから見たところです。
「お世話になりました」
「お元気で頑張ってください」
「祝・ご栄転」
などの横断幕が見えています。
まだ乗客の全てが乗り込んではいません。
こちらでは、これから乗り込む人を囲んで盛大に「バンザーイ! バンザーイ!」とやっています。
本土に戻るタイミングで、新年度から教頭とか校長になる予定の先生を送り出しているのでしょうか。
「○○せんせいおせわになりました」
「世界のどこにいても忘れないで」
「たくさんの愛をありがとう」
この時点で、すでに名波アマの涙腺は崩壊しています。
こんなに強いメッセージで別れを惜しまれるなんて、どんだけなのかと。
ふとデッキのほうを見やれば。
すでに船に乗り込んでいる先生たちが号泣しています。
同僚の先生から脇を抱えられ、膝から崩れ落ちんばかりに泣きじゃくっている人もいます。
島では、よほど良い思い出しかなかったのでしょうか。
お互いに愛し、愛されていたのでしょう。
♪ホタルの光が港に流れ始め、お別れ気分が最高潮。
子どもたちも号泣しています。
大量の紙テープが舞う、映画のワンシーンのような光景。
ついに出港です。
まだお互いの声が聞こえる距離なので、最後の別れを惜しむ言葉が飛び交います。
しつこいようですが、とっくの昔に名波アマの涙腺は崩壊しています。
こんな感動的な光景があるでしょうか。
「3年間(通算7年間)お世話になりました」
と書かれている横断幕が見えるので、2回目の屋久島赴任だった先生もいらっしゃるようですね。
岸から離れ、鹿児島港に向かって動き出したフェリーを追いかける生徒さんたち。
一部のグループは防波堤の上を走り始めました。
向きを変える船の動きに合わせ、岸壁が見える位置に乗客も移動していきます。
徐々に速度を上げる船を追いかけ、防波堤の上を走り続ける生徒さんたち。
号泣しながら手を振り続ける先生たち。
当時のことを思い出して、いまこのブログを書きながら、また涙が出てきました。
学校の勉強なんてリモートとかオンラインで充分だ、という風潮もあったりなかったりする昨今ですけれども。
リモートやオンラインだけで、ここまでの人間関係が築けるでしょうか。
もちろん、人間関係が深くなりすぎても、なんらかの弊害があったりするのかもしれませんが。
現在の、コロナ禍における特殊な状況におかれている子どもたちの成長を案じてやまない名波アマなのでした。
(´・ω・`)
お前ごときがエラソーに教育を語るんじゃない
さて。
屋久島の港が見えなくなり、船内は落ち着きを取り戻しました。
フェリー内の公衆電話のところにあった黄色い電話帳で
今夜泊まる鹿児島市のホテルの候補をメモ
1軒目ですんなり予約が取れた
船内の軽食コーナーで月見そば450円
うどんかよ!
っていうぐらい極太のそば
ゲームコーナーに大花火30があった
コインレスだから25パイでも30パイでもどっちでもいいんだけど
と思ったら投資200円で
30パイのほうにしか搭載されていない
ハズレ演出のカラスの声「カァ~」出現
あらためて聞くと恥ずかしいな
17:30頃
今にも雨が降りそうな鹿児島港に到着
すぐホテルにチェックイン
エアコンの音がすごく大きい部屋だ
廊下が暗くて怖い
原稿書きなどの作業がたまっているため
鹿児島市に数泊します
ライター・タレントランキング