パチンコで勝てないからくり
記事一覧へ公開日: 2024/05/21
ついに年間収支がプラ転しました!
たまにではありますが、パチプロの方々から話を伺う機会があります。話を伺うと言っても取材やインタビューではなく、収録の合間等での雑談に過ぎませんが。そういう場で皆さんが口を揃えて話しているのが、かつて経験したことのない収支の荒れ方に戸惑っているということ。
『初代牙狼』が覇権を握っていたMAX全盛期や収支が大荒れすることでおなじみだった『初代無双』一強時代に比べてもなお、1500×81%が主流の今が一番収支が荒れているんだとか。月単位の収支がマイナスになることはこれまでにもあったものの、その額の大きさに慄いているそうで。
パチンコを丸一日打ち切ったとして、めっちゃめちゃに勝つ日はだいたいプラス20万ほど。対して運が悪かった日の負け額はせいぜい(せいぜい!?)10万くらいです。そう考えるとパチンコって確実に勝てるじゃんと思われそうですが、ところがどっこい落とし穴は勝率にありまして。これがパチンコでなかなか簡単には勝てないからくりです。
この勝率が、パチプロを持ってしても年々下がっているらしいのです。パチンコの収支で生計を立てているわけですから最終的にはもちろんプラスになるのですが、勝てる日の額が大きく、そして負けで終わる日が増えているとのこと。その結果、収支の浮き沈みが激しく荒れがちになるんだとか。
収支が荒れやすい要因はだいたい以下の通りです。
・スマパチやLTといった一撃性が高い機種の増加
・確変・RUSH突入率の低さ
・初回出玉の少なさ
・大当りや確変の出玉スピード
・それによって通常時を回す時間が長くなること
・ヘソの戻しが1個
・そもそも昔に比べて状況が良くない
他にも要因があるかもしれませんが、だいたいこんな感じです。列挙してみるとこれらの要因に該当しない(スマパチ新海は一旦忘れましょう)『海』シリーズがいかに安定感のあるシリーズであるかってことも再認識できますね。
ちなみにクソ負けアベンジャーズを自称し負けキャラに擦り寄っているくせに割とちゃっかり勝ってしまっている私の勝率ですが、2024年(5/21現在)は収支が+106,270円で勝率は約36.6%です。
打っている機種はメインがパチンコの人気機種で、今年は『禁書目録2』『アリア』『シンエヴァ』『リゼロ2』『暴凶星』が多いです。それに加えてたまにパチスロの『ヴヴヴ』『モンキーⅤ』『からくり』を打つ感じ。なかなかに荒い機種がメインなので、パチンカーの平均を計算してみたとしたら、勝率は低い方だと思います。
2020年以降の勝率も確認してみると、トータル収支がマイナスだったのは2021年のみでしたが、勝率はだいたい40%前後でたったの1度も5割を超えた年はありませんでした。パチンコなんか打っても勝てやしないと嫌パチンコ勢から言われることは多々ありますが、根拠はこの辺にあるように見受けられます。
スペックが荒れれば荒れるほど、プロが生計を立てづらくなって新規ユーザーもとっつきにくくなるんでしょうね。パチンコを打つ層の端と端が、理由に違いはあれど求めているスペックや環境が似るという点はものすごく興味深いです。
で、技術力が真ん中の中級者層である私としては、ワクワクしてたまらんスペックが多い現状は、状況は良くないながらも割と満足しています。LTもスマパチも好きだし。新規ユーザーにはオススメしづらいかも……とは思いながらも、だからこそ良いんだよなとも思ったり。
今年に関しては(も)今のところヒキ勝ちしている雰囲気なので、このあと収支が大荒れして年末あたりにはピーピー言ってる可能性も高いんですけどね。収支とメンタルのスランプグラフがほぼ一致するのもパチンコの醍醐味ということで、そこは一つご容赦下さいませ。
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