パチンコきっかけで知ったオヌヌメ版権
記事一覧へ公開日: 2024/11/10
小学館は可及的速やかに『からくりサーカス』完全版を増刷して下さい
いまやパチンコ・パチスロ台はほとんどがアニメ版権のものであると言っても過言ではないくらい、アニメ版権の台があふれています。新台のプロモーション動画に出演を依頼するライターの選考基準として「その版権が好きかどうか、知っているかどうか」もあるようで、事前アンケートで版権についてを問われる場面も増えました。
そしてその手のアンケートを返した新台のプロモーションにはことごとく携われていないことからなんとなく察して頂きたいところですが、お芋ちゃんな風貌とは裏腹に私はあまりアニメに明るくありません。ライターはパチンコの解説さえできれば問題ないとは言え、原作を知っていると熱量に反映されますし、実戦中も話題に困らず間が持ち、何より視聴者さんからの好感度が上がります。
理想としては導入台数が多い大型版権が新台として出る時くらいは前もって原作に目を通しておきたいところですが、なにぶんレオ子ちゃんはこの世に一人しかいないうえにアニメを観ることよりもお笑いを観たりラジオや音楽を聴いたりお菓子をくっつけて消したりするゲームの方が好きなのでどうしても後手に回しがち。
手が空いたら観ようなどと生ぬるい生活を送っているうちに、導入どころか稼働貢献が終わってしまうこともあるから困ったモノです。
とはいえパチンコ・パチスロがキッカケで原作に触れ、どハマりした版権もたくさんあります。例えば『花の慶次』『モンキーターン』がまさにそれで、この二作品については知れたおかげで人生が尾崎よりも武よりも山川よりも豊になりました。超絶オヌヌメです。
古いところで言えば福本伸行先生の『金と銀』も、パチンコ化され、自分が機種担当にならなければ読まずに終わっていたと思います。オヌヌメです。アニメなら『とある科学の超電磁砲』もそう。第一期しか観ていないので観たと言ってもいいのかは怪しいところですが、アニメを観ることがどちらかといえば苦手な私でもハマりました。
逆に、あれだけ打っているのに不思議と原作を観ようと思えないのが、『牙狼』シリーズと『ヴァルヴレイヴ』。特に『牙狼』なんてパチンコきっかけで観た人が口々に面白いと言っているのを聞いてもなお、どうにも手が伸びません。
好みの問題だと言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、一つの結論として、出玉性能のインパクトがあまりに強過ぎると原作への興味がわかなくなってしまうのではないかと思うのです。
そう考えるとその点を超えてきた『花の慶次』はとんでもないなと思いますし(大当りラウンド中のあらすじ紹介が効いている説ですが)、今週パチンコ版二作目が導入された『からくりサーカス』はどちらに転ぶんだろうかとも思ったり。
『うしおととら』を読んでいるのでそりゃ『からくり』も面白いだろうとある程度の保証を元に今読み進めていますが、今回のパチンコ版『からくり2』が人生初の藤田先生作品になる場合、あのとんでもない出玉性能に触れてしまうと原作に興味が向かない人が多いのではないか……と、面白い作品は隈なく全国民に知ってもらいたいと考えている元雑誌編集としては少々危惧している次第でございます。
PS.何年も前から観る観る詐欺になっている『魔法少女まどか☆マギカ』もそろそろ観たいところ。
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