公開日: 2026/10/03
蓮見さんのバイタリティを見習いたい

夫はパチンコ・パチスロはおろか、ボート・競馬・競輪等の公営も海外でのカジノも小指があったりなかったりする方と何かしらの試合に一喜一憂をしたりすることもテーブルの上で小豆が転がる様をオンラインで眺めたりする遊びも嗜まないという話をすると、「全くギャンブルをしないのに仕事に理解があるなんて奇跡ですね」と言われることがあります。
この場合の“仕事に理解がある”と言うのは、出張でたびたび家を空けることや原稿や解説で飯を食っているという顔をしながらも実際はおじさんの下心で食っていることではなく、仕事なのに赤字になる、いわゆるギャラ割れがあることを指している場合が多いです。

長い目でみればパチンコ・パチスロはさほどお金がかからない遊技だといくらわかっていても、一日で10数万負ける可能性があることや、ましてやギャラ割れがあるなんて話をギャンブルに免疫がない人に理解してもらうのは不可能だと思っているので、そもそも理解をしてもらおうと説得を試みた経験がないのです。なので本当に理解があるのかどうかはわかりません。
ありがたいことに今はそれなりの余裕があるので理解してもらえるかもしれませんが、実情を話したら「そんな仕事続ける意味あるの?」「辞めた方がいいんじゃない?」と言われる可能性が極めて高い時期はありました。

第一次来店バブルと今の第二次来店バブルの間の数年がそれに当たるのですが、ちょうど産休・育休を経て復帰したあとの、子どもが乳児から幼児でめちゃめちゃに手がかかっていた時期です。
仕事の大半が収録で、来店は月に3本程度。ありがたいことに仕事自体はそこそこ多く、育児との両立は目が回るほど大変ではありました。ただこの頃の収録は告知ナシで行われることが多く、そうなると出演料も安くなります。となると必然的にギャラ割れも頻発しますし、子どもが体調不良で登園できないなんてことになったらクッッッッッッッッッソ高い病児保育のシッターさんを手配することになり、既にギャラ割れした状態から収録がスタートすることも何度かありました。

ただでさえ両立が大変なのに働けど働けど実入りが増えない、むしろ減っているなんて事態が起きていたので、ギャンブルをしない人からしたら理解が難しいのは当然。絶対に「もう辞めてくれ」って言われるだろうな。いやむしろ、私は現状を“仕方ない”と思い込み過ぎているのではないか? 仕事として成立していなくないか? この先に何があるんだ? おそらく間違っているのは私だなんて日々思い悩んでおりました。
結局なんだかんだ世の中の正解から目を背け、自分を騙しながらダラダラと仕事を続けてきた結果、今に至っているので、これまた非常に人生ラッキーなんですよね。

よくよく考えてみれば、この時の仕事の単価って今(もはや少し前)話題の「実戦費込み日当3万円」とほぼ同じなんです。少し他人事として騒動をSNSで眺めていましたが、自分にもその時期があったじゃん、と。
そんな経験から言うと、スマスロを打たなきゃいけない場面の多さを考慮すれば、実戦費込み日当3万円は安いとは思います。ただ、価格設定がものすごく絶妙だとも思うのです。大学生の頃にこの条件でアルバイトをしないかと誘われたら割が良くて超楽なバイトだと喜んで飛びつくけれど、それなりに将来の身の振り方を考えるお年頃だったり家族がいたりすると、途端に条件が厳しく感じられます。

実戦費込みの日当3万円というのは、いわゆる9時5時のちゃんとした社会人をやれるまともさを持つ人間をふるい落とし、社会性が乏しい人間を掬い上げるためのベスト価格なのではないかと思うのです。
その条件でふるいにかけてしまったがゆえに、社会性のなさからトラブルを起こす演者が後を絶たないのでは? とも。そしてその条件でも品行方正に続けられている方にとっては間違いなく天職なんでしょうね。
PS.夫からは「捕まらないでね」とだけ言われています
漫画・ブログランキング
