メンタル緊急バチボコ宣言

「円満な離婚」なんてそんなのありえないよねって憤る人には、「円満→穏便」に変換して想像することをお勧め致します。

この世界の無駄な怒りを少しでも削減すべく、エコ活動を推進しております。社会派慈母ライターの森本レオ子です。私の彼氏はリサイクル。どうぞよろしくお願いします。 

さて。どこにも行けない、米津玄師の歌詞あるあるのようなお正月休みが終わりました。気持ちの問題ではなく物理的にどこにも行けない状況だったので、主婦業に専念しながら隙を見てキングダムを読み進めただけの今回のお暇。

キングダムがやっと、近所のTSUTAYAのコミックレンタルで借りられる状況になってきたんです。今までず〜っと貸出中でしたから。やっとよ、やっと。

スローペースで読み進めているのでまだ25巻を過ぎたあたりなのですが、ここにきて数段階ギアを上げて面白くなることに感激しました。これまで「面白いけど評判ほどか？」「実は女でしたのパターンが多過ぎてしらける」「読みすすめるのにカロリーが要るから『早く次！　止まらない!!』とまではならない」なんてスカしていた自分をカビ臭い城に三年ほど幽閉させてやりたい気分です。顔見せの長〜〜〜〜い前フリがあったからこその25巻。

前戯が長く丁寧で面白いぶんここから先は止まんねぇわ、読む暇さえあればね！

幸い、いや全然幸いではないのですが、読む暇には困らない日常が再開されてしまいそうです。緊急事態宣言。またパチンコ業界が槍玉にあがるのでしょうか。

前回はホールが営業自粛を強いられたことで、当然私の仕事も大半がキャンセルになりました。子どもが通う保育園も登園禁止で、あの期間は子どもの相手と炊事、その隙をみてのビットコイン投資が私の生活のほぼ全て。専業主婦も悪くないなとは思いましたが、メンタルは沈みっぱなしでした。

SNSも治安の悪さを極め、パチンコ業界への忠誠心を示すことを強要するかのような空気がずっと流れていて苦しかったです。だからと言って他人事のような顔をしてやり過ごすのもしっくりこない。毎日頭がぐるぐるぐるぐるとしんどくて、あの空気をまた吸わなければならないのは嫌だなぁ。

生きるか死ぬかの瀬戸際まで追い込まれている人がたくさんいる中でこんなことを言うのも空気が読めないの極みなのですが、個人的な話だけで言えば、なんだかんだ言いながらもあのお暇は悪いことばかりではなかったんですよ、実は。

魚を三枚におろせるようになったし、あのとき仕込んだビットコインが今やめちゃめちゃ高騰してくれているし、パチンコとの関わりについて書いたQJWebのコラムが話題になったのがキッカケでトリプルファイヤーの吉田さんを知ることもできました。

あれ以来、物書きとしての（ミュージシャンとしてももちろんですが）吉田さんのファンになり、件のQJWebでの連載はもちろん、散歩の達人やCLASSY.での連載コラムまで追うネットストーカーぶりを発揮しております。

いつかパチンコ屋でたまたま見かけることがあったらなんと声をかけようか。まずはパチンコ業界を代表してお礼かな（何様だよ！）。なんて妄想を巡らせることも、沈みがちなメンタルにとって浮き輪の役割を果たしてくれています。実際はきっと声なんかかけられないだろうけどね。

中野でミネタを見かけた時も、下北沢で曽我部恵一を見かけた時も、代官山でILMARIを見かけた時も、後楽園ゆうえんちでダンカンを見かけた時も、全然話しかけらんなかったもんなぁ。

PS.初詣で引いたおみくじは「小吉」でした。2021年も私らしい、こじんまりとした一年になりそうです。