終了画面のエトセトラ

新台を打つとき、必ず悩まされるものがある。それはボーナス・AT終了画面だ。

大体の機種には複数存在しており、基本的は何らかを示唆している。それはモードだったり、累積ポイント数だったり、ストック数だったり、そして、設定だったり…。機種によって示唆内容は大きく異なるが、今は設定示唆をしていることが多いだろう。

いつの間にか現れて、いつの間にか棲みつき、気付けば存在しているのが当たり前になっている、そんな妖怪ぬらりひょん的存在である設定示唆画面。それが定着したのは5号機からで、今では設定を推測するのになくてはならない…というか、これがないと手掛かりすら掴めないことも珍しくない。

設定示唆画面の詳細は導入直後から明らかになっていたり、導入から1～3週目ぐらいで明らかになったり、中には判らないまま撤去…なんて機種も存在する。

今回はそんな現代パチスロにおいて、なくてはならない設定示唆演出の特徴をまとめて、詳細が明らかになる前でも戸惑わないように傾向を考えてみよう。

ボーナス・AT終了画面の内容はメーカーや機種によって大きく異なるが、

・デフォルト
・奇偶示唆
・高設定示唆
・特定の設定を否定
・特定の設定が濃厚
・エンディング

の6パターンが主流だ。それぞれをひとつずつ簡単にまとめると、

【デフォルト】

基本パターンとなる画面なのだが、多くの機種はデフォルトという名の「低設定示唆」であるケースが多い。低設定ほどこの画面が出現しやすく、その代わりに「高設定示唆」や「特定の設定が濃厚」の出現割合が高くなっている。

ただし、『Lパチスロ戦姫絶唱シンフォギア 正義の歌』のデフォルト画面のように選択率が約27～約26％(設定1～6)とほぼ全設定共通だったこともあるので注意が必要だ。

画面の傾向…主人公1人・主人公＋1～2人・背景のみ、で基本的にはデザインが地味だ。

【奇偶示唆】

読んで字のごとく奇数設定と偶数設定を示唆する画面なのだが、それぞれの比率が6：4ぐらいであることが多くて十分なサンプルがないと参考程度にしか役に立たない。

また、奇数示唆が頻発＝悪いイメージ(設定1の可能性が高くなる、設定6の可能性が低くなる)、を持つ者が多い影響もあってか、設定1と設定6は奇偶示唆の出現割合が1：1だったり、偶数示唆のみ存在していたり、設定3・5・6示唆といった特殊なものも増えている。

奇数示唆画面の傾向…複数の男性キャラ・複数の敵キャラ
偶数示唆画面の傾向…複数の女性キャラ・複数の味方キャラ

なのが多くて、デフォルトと同様にデザインは地味なのが多い。

【高設設定示唆】

出現すればするほど高設定の期待度は高まるのだが、示唆画面には強弱をつけていることが多くて弱パターンはあまりあてにならない。強パターンは1回だけだと信用できないが、複数回確認できると粘る根拠になりやすい。

画面の傾向…奇偶数示唆画面と似ている。敵キャラでもボスキャラが表示されていると強パターンに期待できることが多い。

【特定の設定を否定】

当たり前だが設定5・6を否定することはない。出現すると設定を絞り込むチャンスなのだが、設定2・3を否定しやすく単体ではあまり役に立たない。他の示唆演出との合わせ技で真価を発揮する。

ただし、設定を絞り込んで、設定1or設定5以上や設定2or設定5以上となった場合は大体がワナなので過度な期待は禁物だ。

画面の傾向…特徴はあまりないが、終了画面の種類が多かった場合(10種類ぐらい？)は「特定の設定を否定」を複数搭載している可能性が高い。

【特定の設定が濃厚】

・設定2以上濃厚
・設定4以上濃厚
・設定6濃厚

ほとんどの機種にはこの3パターンを搭載しており、次いで

・設定3以上濃厚
・設定5以上濃厚

が多い。設定2以上濃厚は設定2がもっとも出現しやすい、そんな機種も珍しくないので設定2以上濃厚が頻出すると逆にピンチになることもある。

高設定濃厚画面の傾向…主人公(覚醒)・物語の重要キャラ・女性キャラの水着・女性キャラの入浴・ウエディングドレス・全員集合・原作イラスト・金背景or枠、が多くて基本的にはデザインが派手だ。レインボー背景or枠だった場合は設定6濃厚の可能性が極めて高い。

【エンディング】

基本は１種類のみだが、高設定濃厚パターンを搭載していることもある。いつもと違うエンディング画面だったら大チャンスか⁉

ということで、これらを参考にまだ詳細が明らかになっていない終了画面の推測をして高設定を捨てないようにして欲しい。

…と書きつつも『いざ！番長』の終了画面はイマイチよく判らないので、どう判断していいのか困っていたりする。