
公開日: 2025/07/14
じっとしているだけで額から汗が流れ落ち、TVをつけると毎日のように熱中症というワードが耳に入ってくる、そう夏の到来だ。この時期になると、涼を得るために背筋がゾクッとなる怪談が語られるようになるが風物詩だ。
私が幼かったころは「あなたの知らない世界」という恐怖体験の再現ドラマが夏休みの特別企画としてTVで放送されていたものだ。自分は怖いのが苦手なくせに、まさに文字通りの怖いもの見たさでビクビクしながらTVの前に吸い寄せられていた。そして、見たことを後悔するというのも風物詩となっていた。
三つ子の魂百までとはよくいったもので、いまだに怖いものは苦手なのにその手の怪談話には自分から近づいてしまう。
「本当にあった怖い話」
「あなたの知らない世界」は2000年になる前に終止符は打たれたが、その代わりに最近はこのタイトルをよく見かける。「本当にあった」という枕詞がイイ感じに恐怖感を際立出せるスパイスとなっている。
ただ、中にはどう考えても“つくり話”というのも少なくない(例えば、登場人物が全員死亡ないし行方不明になっていて、どうしてこの話が残っているのかと疑問に思う)のだが、そういう矛盾点をいちいちつくというのは野暮というものだろう。
今回は折角なので、私が味わった「本当にあった怖い話」を語るとしよう。これで夏の暑さが少しでも和らげば幸いだ。
これはある暑い日の出来事だ。具体的にいうと7月7日で、その日は暑いだけでなくアツいと予想された。最寄りのホールでも1カ月以上前からアピールし続けており、私はまだかまだかと当日が来るのを楽しみにしていた。そして、迎えた7月7日。
正直、どこのホールに行くか迷いはあったけれど、既述のようにアピールし続けていた最寄りのホールに向かった。狙いは「末尾7」や「7に関連した機種」だ。過去にそれで設定6をツモったことがある。
朝抽選の結果は残念ながらイマイチで、真ん中からやや後ろ寄りだった。「自分の狙い台は他人の狙い台」というのが世の常で、私が入店したときには既に末尾7も7に関連した機種は全て埋まっていた…と思いきや、ヴヴヴの末尾7だけが空いていた。
よしこれはもらった! 私はそう小さくガッツポーズをした。
本当にあった怖い話
いや、ヴヴヴが微妙で末尾7の台が全部不発だったので移動を繰り返していたら、ここまで負債が膨らんでしまった。
そういえば、数字の「7」は命を刈り奪る形をしている。
で、7月7日~13日までの収支は-30万円弱。
本当にあった怖い話
さらに部屋のエアコンが壊れた。
本当にあった怖い話
どうだっただろうか、身の毛もよだつ怪談だったのではないだろうか。とくに最後のは命の危険すら感じる怖い話だったと思う。
ああ、私は今年の夏を乗り越えられるのだろうか(遠い目)。
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