カジノで夢を掴め!!
記事一覧へ公開日: 2019/11/11
先週、私は韓国に行った。カジノをするために、カジノをするためだけに韓国に行った。
ただ、独りで海外旅行ができるほど旅慣れてはいないので
・水瀬美香
・なるみん
・二星しょうた
※)敬称略
と接点少なめの4人で、2泊3日のカジノ勝負してきた。
本当はつる子氏も参加する予定だったが、先月、カジノで大負けしてお金がなくなったということで辞退することになった。
【1日目】
水瀬氏、二星氏はひと足早く昼過ぎに韓国入りしており、なる氏と私は夜に到着予定。
夕方過ぎ。空港に向かっている途中、二星氏から届いたLINEを見て苦笑いせざるを得なかった。
二星:「バカラで8万円負けました」
いやいや、まだ到着して数時間しか経っていないではないか。
我々が到着するころには韓国の地には二星氏の死体が転がっているのではないか、そんな不安を覚えつつ空港へ。
なる氏と合流して、飛行機に揺られ揺られて約2時間半。
到着しました、決戦の地。
到着しました、パラダイスシティカジノ。
ということで、我々が韓国に到着したことを伝えようとLINEを開いたら、私は再び苦笑いせざるを得なかった。
二星:「バカラで18万円負けました」
マイナスが10万円増えているではないか。我々が飛行機に乗っていた数時間で何があったのだ。
とりあえず、負けているのが二星氏だけなのが不幸中の幸いだ。どんな言葉で二星氏を慰めてあげようか。
で、水瀬氏、二星氏と合流。
案の定、二星氏の表情は暗かった。いつもは馬鹿みたいに明るいのに、今日はビックリするほど暗かった。だが、それよりも何よりも、
水瀬氏が明らかに不機嫌だった。
どうやら、負けていたのは二星氏だけではなかったみたいだ。「水瀬さん、調子はどうですか?」と収支を訊くことなど、私にはできなかった。
嫌なことは忘れて皆でご飯を食べたあとは、いざ、勝負。ただ、私は軽い勝負に止めて就寝することにした。
旅の疲れもあるし、何よりも明日は丸1日勝負できるのだ。焦る必要はない。
そう、カジノは逃げたりしない。
【1日目の収支】
水瀬美香:多分、スゴく負けている
なるみん:徹夜でバカラ中
二星しょうた:−25万円
スロカイザー:−15万円
ごめんなさい、嘘をつきました。
全然、軽い勝負ではなかった。私は「バカラ」と「大小」でベッコベコにヤラれた。
*)大小…サイコロを3つ振って、出る目を当てるゲーム。「大」はサイコロの合計が11~17、「小」は合計が4~10。その他にも「奇数」、「偶数」など、様々な賭け方がある。
いや、逆転のチャンスはあったのだ。
「大小」で100万ウォン(約10万円)を賭けた大勝負をして、私は「小」を選択した。そして、サイコロの合計は「9」だった。
数字的には私の予想は的中していたのだが、問題はその出目だ。
3
3
3
とゾロ目(3つ同じ目)。
ルール上、ゾロ目だった場合は合計数不問で「大」、「小」に賭けたら負けになるので私は散った。見事に散った。
少ない目が出た瞬間、「よし、きたぁぁぁぁ!!!!!」
と興奮したのだが、ゾロ目に気付いて泣いた。号泣した。咽び泣いた。
こんな感じで初日からつまずいて暗雲が立ち込めていたが、これがまだ地獄の始まりだということは誰も知らなかった。
…つづく
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