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公開日: 2021/09/20

 

最近、『遊戯王OCG(オフィシャルカードゲーム)』のカードコレクションにハマっている。

 

『遊戯王OCG』を知らない人のために簡単に説明すると、奇抜な髪型の主人公が活躍する漫画/アニメ『遊☆戯☆王』シリーズに登場するカードゲームをモチーフにして作られたTCG(トレーディングカードゲーム)だ。

 

最初は10万円超えの高額カードの存在を知って興味を持ったのだが、

 

 

※現在の相場だと、万枚ぐらいの価値があるカード(暴落する可能性もある)

 

今では金銭的な価値あるなし関係なく色々なカードにも興味を持ってコレクションするようになった。ちなみにゲームはプレイせずにコレクション専門だ。

 

遊戯王OCGが誕生したのは今から20年以上前で、その頃、私はまだ学生で遊戯王とは異なるTCGにハマっていた。当時はコレクションよりもプレイ中心で、暇さえあれば「どうやったら強くなるか」を研究しており、大会にも頻繁に参加していた。

 

そんなにハマっていたゲームだったけれど、社会人になると時間に余裕がなくなり次第にカードに触れる機会が減っていき、そのままTCGと疎遠になった。

 

約20年ぶりに燃え上がったTCG熱。

 

カードを集めて独りニヤニヤして自己満足の極みを満喫していると、ふと当時を思い出して昔を懐かしむことすらある。

 

ただ、カードを集めていると言っても全カードをコレクションしているわけではなく、収集する過程であまり興味のないカードも溜まっていく。その量が多くなればなるほどカードの保管が難しくなるので、所持しているカードの一部を専門店で売ることにした。

 

買取価格はカードの種類や状態だけでなく、店によっても変化する。どの店で売るのがベターなのか、まずはそれを調べてもらうためにカードを査定してもらうことにした。近場にあるカードショップは4店舗、果たしてどこが高額で買い取ってくれるのか。

 

まずは1店舗目。この店はネット上に買取価格を載せているので、売る前からある程度の買取価格の想像ができた。それを参考にいくらで売れるのか計算してみると約1万3千円になった。

 

だが、この価格はあくまでカードが完美品であることが条件なので、実際にはこの金額よりも低くなる。故に「1万円を超えれば御の字、8千円ぐらいも十分あり得るな」と過度な期待はせず査定してもらうと、その価格を見て驚かずにはいられなかった。

 

 

 

 

約1万1千円。減額されたカードもあったが、十分な金額になった。

 

本当は4店舗全てで査定してもらう予定だったが、「もう、この店で売ればよくね?」そんな天性のずぼらさが炸裂して、そのままカードを買い取ってもらった。

 

そして、お金を受け取ったときにまたしても懐かしい気持ちに襲われた。

 

ああ、そういえば、昔はよくモノ(主にゲーム機、ゲームソフト)を売ってお金にしていたな。そのお金を握りしめてパチ・スロを打っていたな。勝ったら売ったゲームを買い戻したりもしたな。

 

懐かしい、全てが懐かしい。折角なので、懐かしさついでに1万1千円を握りしめてホールで打つことにした。

 

 

 

 

完敗。

 

当たったけれど連チャンはイマイチ、出玉が全て飲まれたところでヤメ。

 

そしてそして、打っている間、またしても懐かしい気持ちに襲われた。それは…とてつもない罪悪感。財産を売って得たお金で打つパチ・スロのうしろめたさ。

 

パチ・スロは心と懐に余裕があるときに打つべきだな、というのを再認識せざるを得なかった。

 

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