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スロカイザー

千枚一枚物語

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公開日: 2021/09/27

 

部活動に熱中、熱い友情、淡い恋物語、若さゆえのヤンチャ…などなど、ドラマや漫画・アニメなどで学園モノの作品を見ると「ああ、自分はこんな青春を過ごさなかったなぁ」と切なくなる。

 

自分が中学~高校生だったころはゲームとアニメに明け暮れて、思い出といえば、「エヴァは面白かったなぁ」とか、「エヴァがヒットしたあとに登場した、小難しい専門用語が登場するロボットモノはエヴァのパクリとか言われて不当な評価を受けたなぁ」とか、「地球少女アルジュナはCGが奇麗だったけど、ストーリーは“未来すぎた”なぁ」とか、思い切り偏っている。

 

もちろん、パチ・スロを打っていて同じことが起こる。登場キャラが青春を過ごしている演出を見ると、勝敗は関係なく虚しい気分になってしまう。

 

自分が味わうことがなかった青春、味わえたかもしれない青春、憧れていた青春、それらが目の前で起きているとフィクションと判っていても視界が涙でぼやけてしまう。

 

ああ、ああ、ああ………。きっと、普通の人なら誰もが通る道なんだろうな。きっと、珍しくも何ともないんだろうな。一度でイイから

 

 

 

 

女の子にプロレス技をかける青春を過ごしたかった。

 

 

 

 

払い出し口に指を突っ込みながら、目頭を熱くさせた。指を出し入れしながら、むせび泣いた。私の人生は何だったのか。

 

打つ前は「よっしゃー、3択を当てまくって万枚を目指すぜー」そんな気分だったのに、いざレバーを叩き始めたらこんな気持ち。

 

個性的で超攻撃的なゲーム性は私好み。特に自力要素の好きな私は導入をまだかまだかと待ち望んでいた。加えて、神奈川・東京は導入時期が遅れていたので、打ちたい気分は溜まりに溜まって限界突破すらしていた。

 

それなのに、それなのに…。

 

 

 

 

女の子が関節技で喘いでいる青春を過ごしたかった。

 

 

 

 

女の子をひっくり返す青春を過ごしたかった。

 

時間は不可逆性、過去に戻ることなんてできない。もし戻れても同じことを繰り返すような気もするが、それでも私はタイムスリップの夢を見る。

 

もう一度、青春を味わいたい。

 

 

 

 

女の子に胸にクワガタを乗せたい。

 

 

 

 

3択は中・右・左・中・中の順と覚えておきたい。

 

 

 

 

一発目の3択で成功したからって調子に乗っていると全部ノマれると気を付けたい。

 

ああ、クワガタから始まる恋もあったかもしれない。クワガタを乗せたらどんな反応をするのだろうか。「カイザー君のエッチ」とか言われるのだろうか。「そのハサミでもっと挟んで」とか言われるのだろうか。

 

ああ、クワガタ色の青春を味わいたかった。ああ、勝ち逃げすればよかった。

 

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