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スロカイザー

パチスロで遊ぼう

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公開日: 2022/06/27

 

どんなに面白くても、どんなに思い入れがあっても、パチスロには設置期限があるのでいつか必ず別れのときはやって来る。

 

スマホのアプリなどで過去の機種を打てたりもするが、やはり実際に実機に触れてプレイしたいと思うのがスロッターの性だろう。中古のマシンを購入して家スロという手段もあるが、置く場所や音量、振動の問題があるので、そのハードルは低くはない。

 

だが、気軽に昔の機種を楽しめる場所が存在する、それがスロゲーセンだ。

 

5号機はもちろん4号機以前の機種だって設置されていて、パチスロ歴が長い者ほど感慨深い場所となる。もちろん、出玉を景品と交換することはできないが、ホールではなかなか見ることができなかった高設定をいつでも打てるというのは間違いなく魅力的。

 

先日、私はそんなスロゲーセンで催されていたイベントに参加してきた。

 

 

 

 

場所は神奈川県寒川にある、スロット専門ゲームセンター『スパイダー』さん。

 

 

 

 

 

 

イベント内容は単純明快。制限時間は6時間、2人1組のチーム戦で合計差枚数を競うバトルだ。もちろん、全台設定6で打つ機種は5号機限定で、店が所持している機種を事前に予約できた。

 

 

 

 

私のパートナーとなったのは、以前から交友のあったパチスロ系YouTuberのクソ台打チニキ氏だ。チーム名は「クソ台打チニキ+スロカイザー」ということで

 

 

 

 

「クソカイザー」

 

……なんだろう、不思議と悪口を言われている気がした。

 

で、数ある5号機の中で私が選んだ機種は

 

 

 

 

ボーナス+ART機の『魔法少女隊アルス』だ。

 

短時間勝負のバトルなのに、なぜ私は高純増のAT機にしなかったのか。その理由はこの機種のARTはかなり尖っていて、いわゆる“永久機関”を目指せるからだ。序盤に永久機関が完成すれば、高純増AT機にも負けない大量出玉を獲得できる

 

…というのは建前で、単純にアルスの設定6が打ちたかったからだ。

 

ホールに設置されていた頃は、ちょこちょこと打っていたが設定は間違いなく低設定だっただろう。アルスの高設定なんて、ましてや設定6なんて都市伝説レベル。アルスの設定6を打つ機会なんてそうそうないので、是が非でも打ちたいと思ったのだ。

 

ちなみにクソ台打チニキ氏が選んだのは『ベヨネッタ』。私の2015年ベスト機種をチョイスするとは、なかなかセンスが良い。そういえば、現役で稼働していたときにノリ打ちしたこともあった。2人の思い出の機種でもあるから選択したのだろう。なんて粋な男だろうか。

 

そんなこんなでイベント開始。さあ、生まれて初めて打つアルスの設定6。これがどんな挙動をしてくれるのかワクワクが止まらない、見せてもらおうか設定6の実力を。

 

すると、打ち始めて30分も経たないうちに

 

 

 

 

ARTに突入した。

 

「いや、早えーよ」ただただ、ARTの軽さに驚かされた。これが設定6の実力なのかと感動すらした。さらにART中にボコボコとボーナスを引いて、出玉を伸ばして

 

 

 

 

ARTも

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

続くよ、どこまでも続く。

 

ARTはナビ管理で大量上乗せに成功すると永久機関を目指せるのだが、上乗せはイマイチ。それでも高継続率を掴んだみたいでARTが終わる気配を見せない。

 

 

 

 

気付けば、あれよあれよと27連して一撃4000枚弱。3時間以上ARTに滞在していた。

 

これだけの出玉があれば、上位入賞…いや、優勝だってあり得るかもしれない。打ちたかった機種の設定6を堪能できただけでなく優勝も狙えるなんて、なんと素敵な1日だろうか。

 

きっと、クソ台打チニキ氏も私と同様にベヨネッタを堪能しているだろうと横を見てみると

 

 

 

 

900G以上ハマって死んでいた。そんなクソ台打チニキ氏の分まで私が頑張ろうと気合いを入れるも

 

 

 

 

急にBIGが全く引けなくなり悪戦苦闘。ただ、ARTには頻繁に入っていたので、出玉の減少は緩やかだった。流石、設定6としか言えない。そして…

 

パーーーン!!

 

打ち始めてから6時間が経過したとき、店内にクラッカーが鳴り響いた。それが終了の合図となりイベントが終了した。

 

 

 

 

結局、私は最初の一撃から大きな当たりは引けず、出玉を少し減らして+3332枚で終了となった。対するクソ台打チニキ氏は

 

……またハマっていた。いや、厳密にいうと、イベント中はずっとハマっていた。

 

全台設定6のチーム戦。多くの参加者は大幅なプラスで終えていたので、当然、私たちが優勝することはできなかった(全33組で20位)。

 

悔しい、そして、悔しい。だが、楽しい、そして、楽しい。なんて充実した1日だったのだろうか。

 

サンドにお金を入れて血眼になってレバーを叩くパチスロも面白いけれど、差枚数を競う競技として打つパチスロもまた楽しい。

 

また機会があったら、こういうイベントにも参加してみたいものだ。なお、余談ではあるが設定6を盛大に腐らせたクソ台打チニキ氏には軽く蹴りを入れておいた。

 

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