パチンコ・パチスロブログ

スロカイザー

ジェットセットな導きを

記事一覧へ

公開日: 2022/07/04

 

「カイザーさんって左利きですか?」

 

私がパチスロを打っている姿を見ると、そう質問してくる人が少なくない。私は生まれたときからずっと右利きで、左手だとミミズのような字しか書けない。それなのにどうして左利きと勘違いされることがあるのか。

 

その理由は簡単で、私は左手でパチスロの停止ボタンを押しているからだ。通常時の小役狙いはもちろん、ビタ押しだって左手で行っている。

 

右利きなのに左手を使っているわけ。それには深い…いや、そんなに深くはないがちゃんとした理由がある。

 

私が初めてパチスロを打ったのは大学の頃で、そのときはパチスロの魅力が判らなかった。面白さよりも薄暗い雰囲気のホールに恐怖心すら感じていた。

 

だが、就職して先輩にパチスロに誘われ、目押しいらずのマシンと紹介されて打ったAT機(4号機)であれよあれよと一撃5000枚を獲得。そのときの興奮が忘れられずにドップリとパチスロ沼に浸かることになった。

 

4号機のAT機で一撃5000枚…勘の良い人なら気付くかもしれないが、初代ミリゴでGODが降臨したのだ。まさにビギナーズラックだった。

 

しばらくは先輩と一緒にホールに行っていたが、気付けば独りでも打ちに行くようになった。このときはまだ左手でレバーを叩き、右手でボタンを押すスタイルだったと記憶している。

 

そんな私に出会いが訪れた。

 

 

 

 

『ジェットセットラジオ』の登場だ。

 

この機種はボーナス+AT+STという仕様だったが、ミリゴのようなAT機とは異なりATで出玉を増やすわけではなかった。ボーナス当選契機の1つに小役連があり、小役7連でボーナス確定(毎ゲーム、超高確率で6択ベルが成立している)。ATはこの小役連を誘発させる装置となっていた。

 

ちなみにATのセット数振り分けは、設定や当選時の状況で変化するが1~5セットが基本で最大25セットまで獲得できた。AT当選=ボーナス確定で、当時のBIGは400枚取れたからボーナスがBIGに偏ったときの一撃性能は高かった。

 

私はそんな『ジェットセットラジオ』にハマった。面白くて面白くてしょうがなかった。何が私をここまで夢中にさせたのはもう覚えていないが、休日の楽しみは『ジェットセットラジオ』を打つことになった。

 

当時は今のように好きなときに好きなだけパチスロを打てるという生活をしていなかったので、次第に限りある時間を有効に活用したいと思うようになり「少しでも早く回す」にはどうすればいいのか真剣に考えるようになった。

 

理論上、パチスロは1時間で約878G回せる、これにどれだけ近づけるかという課題。そして、私の行き着いた答えが

 

左手でレバーを叩き、ボタンを押す
右手でコインを投入する

 

というスタイルだった。右手でボタンを押していると、どうしてもコインの投入に手間取って時間をロスするということに気付いて、私は打ち方を変えることにした。

 

もちろん、最初は上手くいかなかった。普段使っていない左手で目押しをするのは大変だった。だが、「少しでも早く回すため」その目標のため何度も何度も練習を重ねて、利き腕の右手よりも左手の方がビタ押し精度が高くなった。

 

で、このスタイルに変えて実際に打つスピードは速くなったのかというと、それは微妙だった。何故なら、エラーがよく発生したのだ。当時のコイン投入口の性能が高くなかったのか、理由は判らないが素早くコインを入れて高速で消化しようとすると、よくエラーが発生して右手で打っていたときよりも打つのに時間が掛かるようになってしまった。

 

全然ダメじゃん。

 

完全に本末転倒となったが、時すでに遅し。左手で打つクセがついてしまったので、また修正するのは面倒ということでそのままで現在に至る。ちなみに5号機になってからも、この左手で打つスタイルは消化速度を遅くする要因となった。

 

 

 

 

左手でボタンを押すと、人体の構造上スライド打ちができないのだ。ただ、最近になって

 

 

 

 

 

ハサミスライド打ち(左ボタンを押したあと、右→中とスライド打ちをする)を編み出したのでこの弱点はほぼ克服している。

 

まぁ、スライド打ち以前に

 

 

 

 

最近は(性的に)アツい演出が発生したら手を止めて写真を撮っているので、あのときの苦労は完全に無駄になっている。

 

この記事の関連情報

関連する機種

ライター・タレントランキング

このページのトップへ