ダイナムが約17年ぶりに長野県へ新店、上田市に864台の大型店オープン
ダイナムは12月28日、長野県上田市に新店舗《ダイナム長野上田店》をグランドオープンした。今回の出店により、ダイナムの店舗数は390店舗、グループ全体では424店舗となった。 《ダイナム長野上田店》は、総設置台数864台を備える大型店舗で、内訳は4円パチンコ228台、1円パチンコ128台、20円パ
2025-12-29
パチンコ・パチスロ業界ニュース
2026/01/05
訪日外国人が4,000万人規模へと拡大するなか、パチンコ業界にも新たな可能性が広がり始めている。この冬のビッグタイトル『e 新世紀エヴァンゲリオン 〜はじまりの記憶〜』は業界初となる本格的な英語字幕機能を標準搭載するなど、遊技機自体によるインバウンド対応が進んできた。店舗サイドでも、とりわけ早くから訪日外国人対応に取り組んできたのがマルハン東日本カンパニーの《マルハン新宿東宝ビル店》だ。業界インバウンドの未来を見通してみた。
訪日外国人観光客数は、コロナ禍前の水準を超え、過去最高を更新し続けている。日本政府観光局の発表によれば、2025年1月から11月までの訪日客数は3,906万5,600人に達し、前年通年の最多記録であった3,687万人を、わずか11か月で上回った。消費額も過去最高水準を更新し、訪問エリアは都市部から地方へと広がりつつある。全国各地でインバウンド需要を取り込む環境が整い始めている点は、あらゆる業種にとって見逃せない潮流である。
日本独自の娯楽文化として存在感を持つパチンコは、以前から人気アニメとのコラボレーションが盛んだ。しかし、インバウンド対応という観点では、他業種に比べ立ち遅れているのが現状となっている。外国語POPや簡易マニュアルを導入する店舗は増えてきたものの、体系的な対応には至っていない。その背景には、遊技方法の複雑さや言語の壁という構造的な課題がある。
インバウンド対応の一つの起爆剤として期待されているのが、海外でも高い知名度を持つコンテンツを採用した新台『e 新世紀エヴァンゲリオン 〜はじまりの記憶〜』だ。同機には、遊技方法を動画で解説する「HOW TO PACHINKO VIDEO」や、演出を英語字幕で楽しめる演出を楽しめる「ENGLISH SUBTITLE(英語字幕)」機能が搭載されている。さらに供給サイドとして、英語圏の人に向けた新台のプロモーションも幅広く繰り出すなど、これまでにない力の入れようを見せている。

遊技説明だけでなく、細かい演出にも英語字幕が表示される。
年末には、全国19ヵ所の屋外ビジョンでPR映像を展開し、訪日観光客向けのビジョンでは英語版の映像を放映(12月22日〜)。加えて、インバウンド向けの映像を2種類制作したほか、スマホの言語を英語に設定しているユーザーに向けたX広告の配信(12月15日〜)といったインバウンド向けの施策を矢継ぎ早に打ち出している。ホールにも、デジタル納品ツールとして、台間POPやHow to 動画、ポスターなどインバウンド向けの素材を整えた。

インバウンド向け映像のキャプチャー。2パターンが用意されており、展開先はフィールズ公式Youtube・Xとなっている。

英語表記に対応した『e 新世紀エヴァンゲリオン 〜はじまりの記憶〜』の台間POP。

こちらは英語用の機種サイト。https://www.eva-project.jp/hajimarinokioku/en/

英語対応の設置店検索サイトも用意されている。https://www.eva-project.jp/hajimarinokioku/en/map/
一方、ホール側として、実践的なインバウンド対応を進めているのが《マルハン新宿東宝ビル店》。同店は、2015年のオープン当初からインバウンド対応の先進店舗として知られてきたが、これまでも日常業務を通じて多言語対応力の底上げを続け、現在同店では、営業時間中の7~8割ほどで英語対応が可能だ。店内表示も全て、日本語・英語・中国語の3言語に対応。“外国人でも入りやすい店”であることを明確に打ち出している。

あらゆる店内表示で3ヵ国対応がなされている《マルハン新宿東宝ビル店》。
同店の山本真範店長は、「パチンコは説明が難しい遊び。不安なく遊んでもらうには、最初は人の力が不可欠。入口部分にはかなりのリソースを割いています」と語る。急増する訪日客を“一見客”で終わらせず、体験価値として定着させられるかを重要視している。
ただその一方で山本店長は、「インバウンド対応というと、どうしても遊技に関する事が中心になりがちですが、そもそも座るところからの案内が必要です。ここは空いている台なのか、勝手に遊んでいいのか、お金はどうするのか、全てがわからない状態だからです。そのため、来店時に声をかけないと基本的には(遊技に)繋がりません」と強調する。実際、同店では積極的に声をかけることで、遊技経験のなかった外国人観光客からの売上実績が日々積み増しされており、「まだ微々たるものですが、やればやるほど上がることは確かです」という手応えを感じている。
いうまでもなく、インバウンド対応は、一時的な集客施策ではない。国内人口の減少が進む中、パチンコを「日本を代表するエンターテインメント」として再定義し、新たな顧客層を育てるための中長期戦略といえるだろう。山本店長は、「パチンコに行くなら新宿、そこにマルハンがある。そうした導線をつくりたい」と狙いを語る。多言語対応人材を育成し、地道な取り組みを積み重ねることで、将来の顧客基盤につなげたい考えだ。
今回の『e 新世紀エヴァンゲリオン 〜はじまりの記憶〜』を通じたハード面の進化と、店舗スタッフの丁寧な声かけ・案内といった“人の力”。両輪が揃ったとき、パチンコホールは外国人観光客にとって、「日本らしさを体験できるレジャー施設」へと進化していく可能性を秘めている。

同店では、SNSの使用言語に英語を設定している人や外国人向けウェブサイトなどにこのような販促を展開。新台導入をPRしている。

インバウンド戦略を解説する《マルハン新宿東宝ビル店》の山本真範店長。
Copyright © 2026 グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア) All Rights Reserved.
ダイナムが約17年ぶりに長野県へ新店、上田市に864台の大型店オープン
ダイナムは12月28日、長野県上田市に新店舗《ダイナム長野上田店》をグランドオープンした。今回の出店により、ダイナムの店舗数は390店舗、グループ全体では424店舗となった。 《ダイナム長野上田店》は、総設置台数864台を備える大型店舗で、内訳は4円パチンコ228台、1円パチンコ128台、20円パ
2025-12-29
「おもしろければ、何でもあり!」のVTuberグループ・あおぎり高校の番組スポンサーに/京楽産業.
人気VTuberグループ「あおぎり高校」の番組スポンサーを務める。 京楽産業.はこのほど、株式会社viviONが運営するVTuberグループ・あおぎり高校による新番組「あおぎり高校のDEEPな課外授業(V)」(OPENREC.tv公式チャンネル)の番組スポンサーに就任したことを発表した。 同社では1
2025-12-29
初代『AIミスマリン』に「海老塚のあ」が決定
三洋物産と三洋販売は12月26日、新たなエンターテインメント展開として実施していた「AIミスマリンオーディション」の結果を発表。初代AIミスマリンに「海老塚のあ」を選出した。 本オーディションは、AI model㈱の技術協力により開発された12名の候補生を対象に、SNSを通じたユーザー投票形式で展
2025-12-26
SANKYOが『炎炎ノ消防隊 参ノ章』第2クールに番組提供、スマスロ新台も2月に登場予定
©大久保篤・講談社/特殊消防隊動画広報第参課 SANKYOはこの度、1月9日から放送開始となるテレビアニメ『炎炎ノ消防隊 参ノ章』第2クールに番組提供すると発表した。放送はMBS・TBS系「アニメイズム」枠ほかで行われ、同作は原作漫画の最終章を描く内容となる。 『炎炎ノ消防隊』は、大久保篤氏による漫
2026-01-05
SANKYO、主力パチンコ新台を49.9万円に設定 月額2万円の羽根モノ機レンタルも発表
SANKYOはこのほど、パチンコ市場の活性化とファン層拡大に向けた新施策を発表した。パチンコ機の一部における新価格方針と、新プロジェクト「KUGITAMA(クギタマ)」による低価格レンタルプランの導入を決定。ホールの設備投資負担を軽減しつつ、遊技環境の充実を図る狙いがある。 新価格方針「SANKY
2026-01-05