想定外のバレンタインキッス

　クリスマスはイヴも含め、夜は家で自炊してテレビを観て過ごしました。正月も元旦とイッテンヨンのプロレス観戦以外は特にプライベートでこれといった予定がなかったので、自分で塩抜きした数の子を食べながらビワコの数の子天井に想いを馳せておりました。アイツ、自分でそう言っていたけどホントかなあと。

※誕プレありがとう。もっとおごります。

　年末年始に限らず、ハロウィンもゴールデンウィークもバレンタインも顔射祭、もとい感謝祭も通常運行。本日、五十四回目の誕生日を迎えてしまいましたが、司法局に行く以外の予定はいまのところありません。しかし、その手のイベント事は子どもと若い人のためにあるものだと思っているので寂しいとか、悲しいとか、裏路地でブスな女を乱暴に抱きたいとかいった特別な感情は湧いてきません。そう、あくまでも平日の感覚なのですが、聞くところによるとハロウィンパーティーとヘロインパーティは一度やると病みつきになるそうです。

※もう初老なので身体のあちこちにガタがきています。幸い、肺がんの検査結果は異状なし。脳の検査結果は月末に出ます。

　というのはあくまでも建前。どうせなにもないだろうから平成女学園を装っているだけです。本音はインスタの検索ボタンを押すと出てくる水着姿のキラキラ女子やジム活女子、足立区女子などと遊びたい。オジサンだって特別な日くらいは油性マジックの匂いを嗅いでガンギマリしたいと思っているというのはごめんなさい嘘ですが、歳を重ねるとなんてことはないちょっとした心遣いがとても嬉しかったりするのです。

　例によって今年のバレンタインも通常運行、ダイヤに乱れはありませんでしたし、チョコレートの予定もありませんでした。新規事業の打ち合わせをしたり、連載の原稿を書いたり、REMIの動画を観たりして過ごしたのですが、あれは夕方だったでしょうか。相手方に迷惑が掛かる可能性があるので名前は伏せますが、とある女性ライターから下にあるラインが送られてきました。これは想定外のサプライズ。炎上案件を鎮火するに足る量のションベンを漏らすくらい嬉しかった、ちょっとした心遣いに前回のコラムを反省したという、皆様にとってはどうでもいい話でした。

※ツイキャスでガン泣きしたり、酔ってSNSに余計なことを書き込んだりもしますが、実のところ、こうした気遣いができる優しい人でもあるのです…と、軽くフォローしておきます。