気は確かか？

　これをやったらどうなるか、世間からどう見られるか、そのあたりを考えに考えた上で発言したり、行動したりするのはまともな人間です。こうしたいわゆる、まともな人間と付き合っていたほうがよく言えば平穏な、悪く言えば刑務所の懲罰房よりも退屈な人生が送れるので月の大半はまともな人間と国際情勢や気候変動、アメリカ大統領選、飲酒運転肩代わりや舟券偽造の話などをして過ごしたいと考えていますが、悪く言えば退屈ですからやはりどうしたって刺激は欲しくなります。月に二度ないし三度、劇薬を口にしたいとの衝動に駆られ、まともじゃない人間と私が会うのはつまりそういうことです。

※劇薬

　まともな人間とまともじゃない人間の大きな違いはなにか。私、考えました。クソメンヘラとかアル中とか色々ありますが、恐らくまともじゃない人間はまともな人間が聞き難い、或いは遠回しに聞いてくるようなことを思いもよらぬタイミングでズバリ聞いてくる点ではないかと思うのです。たとえばドブスな演者の話で幕間チャンスくらい盛り上がっているときに突然「おごもりさんってライターの〇〇〇とマンコしたんすか」と聞いてきたり、「ライターの〇〇〇が大麻常習者ってホントですか」と聞いてきたり、後先のことなどまるで考えず、思いついたことを咀嚼せずに全力投球してくるのです。これはもうどう考えたってまともではないし、ましもでもありません。筋金入りの気狂いと言うほかないように思います。

※本人、やっていないと言っていましたよ市岡君。

　だからこそ思うのです。来店取材でクソほど負けてそのへん歩いている学生の眼鏡を片っ端から叩き割ってやりたい、この店の店長が死んだら墓にクソぶっかけてやりたいと、私の虫の居所が超絶悪いときに「すみません、今日の収支を教えてください」と真顔でシレっと聞いてくるDMMぱちタウンという会社のアテンドはまともじゃないと。しかしながら、アテンドの眼鏡が叩き割られる可能性があること、最悪、アテンドが病院送りにされる可能性があることを承知の上で収支を聞いてこいと命ずるDMMぱちタウンなる気狂いが集う会社組織にはとても興味が湧いてきましたので実務責任者の方、いつか酒でも飲みながらじっくり話を聞かせてください。

※劇薬と毒薬、混ぜるな危険。