ナカタケアツシと賢者の石

　先日、長野県での動画収録を終えて最寄り駅に向かう車中で突然左下腹部に強烈な痛みを覚えました。この日は勝ったのでカウンター前で腹を掻っ捌いた覚えはないし、マ・ドンソクに包丁で雑に刺された覚えもない。ワンチャン、破水した可能性なきにしもあらずですが、私にマンコはついていないのでそれは恐らく違うかなと。ただ、素人があれこれ思案を巡らせたところで埒が明かぬことは分かっているので、医師である弟に電話して症状を伝えたところ、腸にクソが四トントラック一台分詰まっていなければ尿管結石の可能性が非常に高いと言われました。

※石と言えばこのお方。尿管結石のスペシャリストです。

　以前、おじばかりの収録で最近オマンコしているか否かの話になったとき、自ら枯れおじを公言している中武先輩に「先輩のおちんちんは排尿と排石以外に使い道ないもんね」と言ったのがいけなかったのか。まさか自分が先輩と同じ病に侵されるとは努々思わなかったのですが、既にご存知のように私は花より実、期待値より実戦値を取るタイプ。耳を傾けるべきは特にこれといったオチもない医師のしょうもない話ではなく、実際にあの尋常でない痛みを経験し、そして克服した先輩の話だろうと、恥を忍んで私が尿管結石を患ったことを先輩に打ち明けたところ、ディスったことなど意に介さず、とても親身になって話を聞いてくださいました。

※亀はあるけど亀ナシくんみたいな感じでしょうか、アツ姫は。

　先輩から教えてもらったことは病院に行ったとしても結石が小さければ痛み止めと利尿剤を処方してくれるだけ、大きければ超音波かフェアリンのキャーで魔法石を粉砕、水を大量に摂取する必要がある、ションベンビールも利尿効果があるのでオススメといった実体験に基づいた実にためになる話。これほどまでに優しい先輩に何故私は「排尿と排石以外に使い道がない」などと言ってしまったのか。もしかしたらまだびんびん物語で地元では性獣と呼ばれているかもしれないのに、私はなんという失礼なことを言ってしまったのかと沖海よりも深く反省していたその刹那、先輩からかようなラインが送られてきました。

　個人的には先輩のアドバイスを聞き、それを実行に移し、ションベンとともに結石を流し出し、最後に先輩と抱き合うという石だけにハリーポッターと賢者の石みたいな感動のオチを思い描いていたのにこのラインですべて台無し。というか、排尿と排石以外に使い道がないという私の発言をずっと甘んじて受け入れてきたのは、性獣アツシが世の女性を油断させるためについた嘘の可能性もあるのではないか。いや、それはないかと書いたところで筆がピタリと止まりました。もしかするとあの一文は見栄を張るため、要するに本当は排尿と排石以外に使い道がないのにまだ現役であるかのように装うためについた嘘なのではないか。考えれば考えるほど謎は深まるばかりです。

※SupremeのフォトTみたいでちょっとカッコいい。