不平等

　人間が皆平等などとは思っていません。法の下の平等はあっても、引けるガル憎と引けない俺、ヤレるガル憎とヤレぬ俺、真の意味での平等など存在してたまるかコンチクショーと俺は常々思っています。まだ分からないというボーイズ＆ガールズは下に掲載した二枚の写真をご覧になるといいでしょう。彼らは同じ人間、男性であるにもかかわらず、共通点は二足歩行と肺呼吸の二点しかないのです。多分。

 　しかし、スロ屋の朝イチは平等です。台に座りコインを投入しレバーをぶっ叩くまでは誰もが千円負け。勝者も敗者もいないというか、厳密に言うと皆が皆、敗者であるのに何故1時間と経たぬ内にこうも明暗が分かれるのでしょう。何故、いつもBCを引くのが村で一番遅いのでしょう。皆さん、お察しの通り、それは多分村一番のゴミ台を掴んでいるからなんですけど。 

　朝からこれだけの大差をつけられると凹みます。若い人の言葉を借りるならつらたんです。潔く負けを認めてさっさとトイレにでも逃げてツムツムでもやろうかとも思ったんですが、バジに座ったからにはやっぱり1回くらいは「プォ～～」っていうホラ貝の音、聞きたいじゃないですか。とりあえずATに入れるまではと打ち始めたら、ほら案の定、天井ですよ。クソッタレが。

BC出現率が690分の1になったとき、中古価格を調べる元気も、F12戦闘機に空爆指令を出す元気もありませんでした。だって大ハナビやマリンバトルの村イチ台だってここまで酷いのはそうお目に掛かれないですからね。もう正直、こんな不平等やってられっかって話であり、母ちゃん酒だ酒、酒持って来いであり、さらに言うなら酔うとすぐ諸ゲンや女性ライターをディスりはじめる八百屋の気持ちがほんのちょっとだけ分かった気がしました。はい、おしまい。