普通の感覚

　俺は割と普通の感覚の持ち主だと思っています。それ故、浅草寺周辺で欧米人がクソ寒いのにTシャツ短パンで歩いているのを見ると頭がイカれているは言い過ぎにしても、ちょっと感覚がおかしいと思ってしまいますし、オーストラリアに住んでいたときも現地の人が雨降りにもかかわらず傘を差さないのを見てかなり本気でバカじゃないかと思ってしまいました。薄毛にとって酸性雨は核兵器と同等、或いはそれ以上の破壊力を有していますから傘を差さないのは愚行も愚行、全盛期を全性器と、繁忙期を半勃起とうっかり書いてしまうくらいの愚行と言えます。

　ただ、よくよく調べてみると欧米人は日本人に比べて基礎体温が高いとか、皮膚の冷点が少ないとか、チンポが大きいとか、冬でもTシャツ短パンで過せる体質だということが分かればなるほどとなりますし、オージーの傘を差さないにしても元々そういう習慣だと知れば別にどうということはありません。ちなみに、オーストラリアでは街中を裸足で歩いている人も見かけますが、これはABCストアがないからではなく、傘同様、そういう習慣だからだそうです。

　こうしたケースに限らず、日本人でも唐揚げにレモンをかけるのが普通だと思っている人もいますし、合コンではスケでなく唐揚げをお持ち帰りするが普通だと思っている人もいます。パチスロにしてもそうです。番長ボーナスはベル15回以上が普通だと思っている人もいれば、俺みたいにベル5回が普通だと思っている人もいるわけで、そう考えると普通の感覚というのは人によって区々、生まれ育った環境や習慣、持ち合わせている運の量などによって変わってくるのです。

　話が長くなりましたが、ここからが本題です。先日、オモダ先生からダウンに関する問い合わせがありました。いつから着るものなのかという、割とよくある質問に対して俺は東京だったら年明けくらいでいいんじゃないかと答えたのですが、下にあるラインのやりとりを見る限り、どうやら年明けの感覚に俺とオモダとで多少のズレがあったようです。