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塾長

人付き合いを断捨離中

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公開日: 2019/01/31

 これまでの人生、いけ好かない野郎と美味くない酒を笑顔で酌み交わしたり、できることなら欠席したい飲み会の誘いに二つ返事で応じたり、しょうもない仕事の相談に親身になって受け答えしたり、人間関係を円滑に進めるため苦手な人ともたくさんかかわってきましたが、俺も来月で50歳。戦国時代なら死んでもおかしくない年齢ですから、そろそろ自分の気持ちに正直に生きてもいいのではないか。浜田省吾が憧れていた80年代のアメリカくらい自由に生きてもいいのではないかと思ったのが昨年夏のこと。以降、人付き合いの断捨離を密かに、そして粛々と行っています。

 

 メニエール病が再発したことも断捨離に踏み切った大きなきっかけです。行きたくもない飲み会の誘いを「いま飲めないから」のひと言で断れますし、様々な情報発信ツールで飲めないことをそれとなく匂わせておけば飲みの誘いそのものが減ります。事実、昨年は忘年会の誘いもそう多くはなかったのですが、出席はガイドワークスのみ。それ以外はすべて断りました。女性参加者が多く、ワンチャンありそうな忘年会も断腸の思いで断りました。

 

 苦手な人と時間や空間を共有するとバカみたいにストレスが溜まります。ストレスが目眩の発作や強烈な耳鳴りを誘発することはこれまでの実戦で確認済み。すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有すると憲法25条にも記されていますので、今後もこいつはストレス溜まりそうと思ったらツイッターのミュート、フォロー外し、ブロックを密かに、そして粛々と進めて参る所存ですが、トランキーロあっせんなよ、ブロックはこの業界で三人だけ。そう滅多には発動しません。

 

 そもそも、サラリーマンは人間関係が嫌でやめましたし、これまでの人生で友達が欲しいと思ったことも一度もありません。無論、友達が誰もいなくて独居老人、団地で孤独死、葬儀出席は身内だけという流れはイヤですが、年齢を重ねれば徐々に友達は減るものだと俺は思っています。なんでも話せる気の置けない仲間が何人かいればそれで充分、どうでもいい人間と関わることは時間の無駄でしかないという話を、ガイドワークスの偉い人、吉良さんにしたところ、うんうんと頷いた後、ややあってこうおっしゃいました。

 

 

俺もゴッシーも50歳でしょ。もう断捨離っていうより終活ですよね、と。

 

 

タイトル「孤独死」

写真提供:ハニートラップ梅木

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