ぱちんこ劇場版まどか☆マギカ一撃3万発の奇跡

　他人の不幸は自分の幸せ、他人のファックオフは自分のブックオフ。そう考えるほど俺は人間腐っちゃいません。とりわけ、ここ数年はどうしたら世界が平和になるか、どうしたら台取りの殴り合いがなくなるか、どうしたら鈴木軍とロスインゴの争いがなくなるか、そればかりを考えて過ごしていますが、ことパチンコ、パチスロに関して言えばやはり他人の不幸が自分の幸せとは言わないまでも、他人の不幸、即ち負けが明日への活力となることは否定できません。

　そう考えると、先日の『ぱちんこ 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』実戦は皆様にとって絶望、ドーハの悲劇でしかなかったのではないでしょうか。ツイッターでは既に報告しましたが、朝イチ18回転で当ってそこから一撃3万発超。歴史が動いた瞬間を不本意ながら目の当たりにしてしまったアンラッキーな皆様におかれましてはザマアミロ……あ、つい本音が出てしまいました。ごめんなさいとしか言いようがないのですが、今回、歴史的大量出玉を一撃で獲得して気付いたことがひとつ。それは皆様のクソッタレ、森本レオ子の♯元気がでませんが俺の元気、明日への活力になるということです。

　実際、初当りを射止めたとき、1万発を超えたとき、2万発を超えたとき、俺は年甲斐もなく大はしゃぎしました。俺の実戦ツイートについた皆様のコンチクショー系リプを見るたびに喜びを爆発させていましたし、さらに言うなら3万発を超えたときは、嬉しさのあまりズボンのファスナーに手を掛けました。金の雨ならぬ金の玉が降りますようにとの願いを込めて、俺の美玉と玉玲を同じシマで打つ同志に見せて回ろうと本気で思いました。無論、思っただけですけど。

　その後、大してハマらずに一撃1万発の小爆発。獲得出玉は遂に4万発を超え、夢の50万発が見えてきましたが、監視カメラをガン見ときどきチラ見しなかったのがいけなかったのか、それとも強めのリーチ、俗に言うリーチマイケルが掛かった際に鍵穴を押えなかったのがいけなかったのか、徐々に失速。最終的に3万発超のショボイ出玉で実戦を終えました。

　狙っていたのは50万発。店を潰すつもりで挑んだだけにクソッタレ、アッタマキタ、言いたいことは山ほどありましたが、単発2回で8万負け、豊洲市場のゴミ箱に捨てられたダボハゼみたいな目で天井のシミを数えるこの人の落ち込みっぷりを見ていたら、ほんの少し元気が出ました。