賛否両論あって当然
記事一覧へ公開日: 2020/01/08
あくまでも俺のイメージなので違うという方がいたら今すぐラインして欲しいのですが、パチスロ打ちからするとフランス料理、テニス、美術館は一生縁がないものとは言わないまでも、少し遠い存在のように思います。パチスロ打ちはフランス料理より焼肉だし、テニスよりペ〇スだし、美術館より埼玉の一番館だし。こう書くと、元テニス講師のしんのすけ先生からお怒りのラインが送られてきそうですが、とにかくこのあたりに明るい人を俺は知りません。
逆にゲーム、アニメ、ロック、麻雀、キャバクラといったところはイメージしやすいかなと思います。実際、皆様のツイッターの紹介文を見てみるとこのあたりを趣味にしている方が多く見られるので、割と近い存在と言えると思うのですが、それとは別にもうひとつ、プロレスが好きという方は存外多いように思います。
俺がツイッターを始めた頃はそうでもありませんでしたが、新日の業績、人気がV字回復したここ数年は推している選手の写真をアイコンにするファンがいたり、会場の様子をリポートするライターがいたり、昔からプロレスを愛して止まない俺としては嬉しい限りなのですが、プロレスはとても奥が深いのでファン同士で意見を戦わせることが、専門誌で情報を得ていた紙の時代から間々あります。
イッテンヨンとイッテンゴの二日間、新日の東京ドーム大会を観戦してきました。第0試合からメインに至るまでどれも白熱したいい試合でしたが、とりわけ、二日目のメインを飾ったオカダ選手VS内藤選手は年間ベストバウトを獲ってもおかしくない素晴らしい試合でした。内藤選手がスリーカウントを奪ったとき、会場のボルテージは最高潮。内藤選手の「ロスインゴブレナブレスデハポン」の大合唱で締めてハッピーエンドと誰もが思ったその刹那、KENTA選手が乱入。ファンは大合唱できないストレスを抱えたまま帰る羽目になりました。いわゆる、バッドエンディング。ただし、これもプロレスでは昔からよくあることです。
そう、頭では分かっているのです。良くあることだと分かってはいるのですが、どういうわけか、批判というか文句をツイッターに投稿してしまいました。ただ、俺は猪木の時代からどんなに納得が行かない試合でも、これもプロレスと割り切っていますし、なによりすべての選手を尊敬しているので心ない野次を飛ばしたり、座布団を投げたりしたことは一度もありません。いつの時代も物言わぬサイレントマジョリティなのに何故あんな投稿をしてしまったのか。前々日にスロで3万負けた、生理2日目だったなど、いくつか要因はありますが、隣にいた息子が凄く残念そうな顔をしていたからというのが大きいと思います。
この投稿がKENTA選手のリツイートによって拡散、ちょっとした物議を醸していることは俺のツイッターをご覧になっている方ならご存じでしょう。間違ったこと言っていないと思う反面、やっちまったなあという想いもあり、今となってはなんとも複雑な心境ですが、よくよく考えてみるにファンの間で活発な議論が行われるというのは実にいい傾向だと思いますし、また今のプロレス人気が本物であるという何よりの証左でもあります。
賛否両論あって当然。叩く人がいて、擁護する人がいてのプロレスです。まだ言いたいことは人間山脈ほどありますが、3カウントで読めるクソコラムを心掛けているので、最後に要点だけ言っておきますと俺はプロレス全体のファン、敢えてひとり上げるとするなら、今回の騒動とはまったく関係ない棚橋弘至選手の大ファンだということです。
6号機についてもファンの間で活発な議論が行われるようになればいいなと個人的には思っておりますが、最後の最後に置きに行った感は否めません。
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