素裸になれなくて

　ドチャクソ寒い中、早朝から長時間の並びご苦労様です。寒さ対策は万全でしょうか。抽選で悪い番号を引いた上に風邪まで引いたら洒落になりませんから、しっかり着込んで並んでいただければと思いますが、意外と忘れがちなのが手の寒さ対策。手袋を愛人宅に忘れてしまった、或いはキャンタマ袋以外の袋は持っていないという方、かじかんだ手を温めるにはそのキャンタマ袋を1分ほど軽く握るのが手っ取り早いとの報告が厚生労働省より上がっています。騙されたと思って一度実践してください。ただし、くれぐれも臭いは嗅がないようお願い致します。

　事ほど左様に、寒さに関しては重ね着したり、カイロを持参したり、羽毛掛け布団を羽織ったりすれば対策できます。寒いが口癖の彼女には自らのダランとぶら下がったキッタネエキャンタマ袋を握らせてあげれば済む話ですが、暑さ対策となるとこれがなかなかどうして難しい。脱ぐにしても限界がありますし、この時期の短パンはちょっと勇気がいるというか、実際、真冬に短パンをはいているのは田舎の元気な小学生と元営業課長みそ汁だけです。

　体感温度30℃、出玉状況はひとつもアツくないのに店内の温度だけは激アツというフザケタホールを頻繁に見掛けます。エアコンの温度調整がぶっ壊れているのか、それとも温度管理を任されている店員の頭がぶっ壊れているのか。いずれにせよ、汗びっしょりでスロと向き合わねばならないあの辛さを店側はまったく理解していない。というか、そもそも理解する気がないのではないかと、シャツ一枚で元気に仕事する店員を見るたびに思うのです。アンタら、起毛のパーカー着て仕事してみろ。

　これはもう、お客様ファーストでなく完全に店員ファースト。何故、これほどまでに店内の温度を上げる必要があるのか。正直、ホールの偉い人が昔シベリアに抑留されていた以外の理由が見つからないのですが、既にご存知のように、異常な暑さは思考能力の低下を招きます。もしかしてホールの狙いはそこにあるのではないか、ひとつも面白味を感じられなかったエウレカの推定ド1で知らず知らずのうちに6万溶してそう思った次第です。