新発見

　絶対にヤレないキャバクラ通い、芸能人気取りのハワイ旅行、バカ舌グルメ、ダサい服を買う以外の趣味がようやく見つかりました。それはなにかと言うと散歩。あれは確か3ヵ月くらい前でしょうか、雑誌の連載企画で取り上げたのをきっかけにどっぷりハマり、最近はほぼ日課となった感すらあります。ちなみにゴミみたいな店でゴミみたいなパチスロを打って発狂するのは趣味でも仕事でもなく使命、私に課せられた使命ですので念のため。

※多い日だと1万歩以上歩きます。皇潤飲んでいるので多い日も安心です…ソフィ♪

　散歩は金が掛からない。そう思っている方も多いと思いますが、実際にはそうではありません。とりあえずの目的地を神保町のボンディに設定すればカレー代は必要になりますし、女子大生のパンティに設定すれば裁判費用が必要になります。また、トイレを借りるつもりで立ち寄ったホールでディスクのゴミ台を打とうものならお目当てのシンディを拝む前に数万円単位の金が吹き飛ぶのですから、散歩はタダとの認識は大間違い。キャバクラやハワイほどではないにせよ、ボンディもパンティもシンディもそれなりに金は掛かるのです。

※18歳のとき、はじめて一人暮らしをしたクリ亀まで散歩。名前からもお分かりのように完全にヤリ部屋でした。

　普段、パチスロと寝返りくらいしか打たないという方にとっては運動不足解消というメリットもあります。実際、散歩をはじめてから体調が良くなりましたし、膝と腰に抱えている爆弾がバクチク程度の痛みになったような気がして、気付いたらジャストワンモアキッスを口ずさんでいたなんてことも多くなりましたので夜中のポテチが日課になっている私みたいなデブや、ションベンするとき覗き込まないとチンポが見えない中武のアニキみたいなデブにはオススメ。あの忌々しいエナ野郎の肌つやがいいのは伊能忠敬以上に歩いているからなのです。

※電車オタクで知られる中武のアニキも散歩しようかなと言っていました。たぶんチンポのために。

　しかし、最大の美点はやはりなんといっても常に新発見があることです。あり得ないという意味では三井住友銀行の封筒に遺書を入れるくらいあり得ない場所にインスタ映えスポットがあったとか、ピチカート・ファイヴよろしく「もう潰れてなかった」と思っていた店が実は「まだ潰れてなかった」だったとか、アル中は散歩中に無意識で飲み屋の中を覗くとか、様々な新発見がありますので是非と言いたいところなのですが、私のように花粉症でお悩みの方は要注意。外でマスクをしたままクシャミをすると舐めて3分経ったオッパイと同じ超クッセエ臭いがする……この新発見というか、新事実を知ったとき、マジで散歩やめようと思いましたから。

※渋谷散歩中にみちょぱを発見