サ道 21
記事一覧へ公開日: 2020/09/24
サウナ施設はサウナ&水風呂のW主演で成り立っており、脇を固めるのが外気浴であると前回のブログでそう述べましたが、今回スポットを当てるのは主演の一人である水風呂。シングルだったり天然水だったり、あるいは立ったまま入れるほど深かったりと、一口に水風呂と言っても様々ですが、良質なととのいを得るために良い水風呂は欠かせません。
飲める水風呂。
サウナ施設に限らず、かつてこれほどまでにインパクトのあるキャッチを目にしたことがあったでしょうか。
何人もの男性が素っ裸で入っているのだから、もしかしたらチンチンにキングカスがついている人だっているかもしれないし、ケツ毛とティッシュがウザ絡みしている人もいるかもしれない。
しかし、そんなことはサウナ側だって百も承知でこのキャッチコピーをつけているわけです。
一体、どんな水風呂なのだろう。
これまで味わったことのない期待感に包まれながら、脱衣所にて皮に包まれた息子のカスをチェックします。OK、カスダンスは踊っていない。
ドンッ!!
浴場への扉を開くと、ONE PIECEの名シーンのような効果音とともに、目の前に現れた件の水風呂。本来、水風呂は浴場の隅にあるものだというのに、俺がメインだと言わんばかりにセンターに鎮座し、その上方からは滝のように水が噴出されています。
なるほど、たしかにこれなら飲めるかもしれません。
贅沢にもここの水風呂には天然のミネラルウォーターが使われており、その天然水が毎分何百リットルという量で空から降ってくるわけですから、浴槽内の水は常にキレイな状態に保たれています。そのため、カスやティッシュが浮いている心配はありません。…って、どちらにせよ、基本みんな身体を洗ってから浴槽やサウナに入っているのだけれども。
実際に入ってみると、天然水の水風呂は肌に馴染み、身体が水に包まれるような柔らかさがあり、上がった後には従来の水風呂よりも爽快感が残っていました。最深部は水深171センチもあるため、身体の隅々まで冷やすことができたのも爽快だった要因の一つかもしれません。
残念ながら時期が時期なので飲む勇気はありませんでしたが、「飲める水風呂」のキャッチコピーは決して大袈裟ではなく、これだけ良質な水で、且つ惜しげも無くドバドバと注がれ続けていればそりゃ飲めるよね、と。水分補給までできる水風呂、最強です。
もちろん、これだけ水風呂にこだわっている施設ですから、アウフグースにセルフロウリュとサウナの満足度も高く、現時点では『サ道19』で紹介した佐賀県のサウナに続く暫定2位。
キンキンに冷たく、立ったまま入れて、飲めるほどキレイな天然水かけ流しという三冠王の水風呂があるこの地方でのお仕事は、今後、サウナ用前乗り込みの半額で承ります。
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