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諸積ゲンズブール

サウナ道 35

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公開日: 2021/01/27

日本一の水風呂が静岡県の「しきじ」ならば、アウフグースのゲンズブール的日本一は熊本県にある「湯らっくす」。MAD MAXと銘打たれた天然水が滝となって降ってくる水風呂もさることながら、湯らっくす一番の魅力といえばやはりアウフグースでしょう。

 

どの熱波師も皆、パフォーマンスが非常に高く、時には間柴のフリッカージャブさながらのしなる熱波を送り、時にはジェイソン尾妻のフックのように左右から叩きつける熱波を届けるといった、唯一無二のアウフグースを堪能できます。

 

そんな魅力溢れるサウナですから定期的に禁断症状が出てしまい、先日も、熊本県で仕事がある際に前乗りして立ち寄ってきました。

 

飛行機で約2時間、そこからクルマで約1時間、長時間の移動で凝り固まった体も湯らっくすのアウフグースを受けて天然水の滝を浴びれば超回復。券売機で入浴券とタオルを購入し、ちゃちゃっと体を洗って早速サウナへ向かいます。

 

がしかし、ここで向かうのはアウフグースのあるメインサウナではなく、暗がりの中でセルフロウリュを楽しむメディテーションサウナ。まだアウフグースの時間まではしばらくありますから、まずはここで汗をかきます。

 

ふぅ〜、これこれ。このセルフロウリュがたまらんのよね。入り口に用意されているヴィヒタで体をペシペシと叩いてから入ればなおよし。

 

そうして10分ほどメディテーションサウナを堪能したら天然水の水風呂に1〜2分ほど浸かり、その後はアウフグースの時間まで休憩します。

 

 

そして

 

 

ついにやってきました。アウフグースの時間が。

 

 

さぁ、今日の熱波師は一体どんな技を披露してくれるのか。長身から繰り出されるチョッピングライトか、はたまた下から上からと熱波を届けるホワイトファングか、もしかしたら8の字にタオルを振り回すデンプシーロールかもしれません。

 

よーし、きっと今日のサウナ室内にはララパルーザが巻き起こるぜー!!!

 

 

なんてことを期待しながらサウナ室の前に行くと

 

 

「アウフグース有料化」

 

 

の貼り紙が。

 

 

え? どゆこと?

 

 

 

「アウフグースご希望の方はフロントにてお申し込みください」

 

 

え、えええぇぇぇぇ…。

 

 

今から服着てフロントって…。

 

 

ゲンズげんなり……。

 

 

さすがに今から一旦着替えて受付をする気にはなれず、そもそも今から受付をして間に合うのかもわかりませんでしたので、今回は残念ながら断念しました。

 

 

まぁとはいえ、アウフグースの有料化に関しては個人的には大賛成。

 

本当に受けたい人だけがアウフグースを受けることができ、熱波師のプロ意識もより一層高くなることによって、ただでさえレベルの高いアウフグースが更なる進化を遂げる可能性があるわけですから。

 

 

日本一のアウフグースから、ますます目が離せません。

 

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