経験者は語る〔8〕墓石を撤去・設置するバイト

と、その前に。

先月（2023年9月）発生した、某フードデリバリー配達員による「お寿司ニギり直し事件」について言いたいことがあります。

(´・ω・｀)
みんなヒマじゃないんだから手短にお願いしますよ名波サン

格安店のお寿司って、そもそも握ってないっすよね。ネタをポンと乗っけてるだけですよね。

そんなものをバイクに積んで走ったら崩れて当たり前ですわなあ。むしろ崩れないほうがおかしいぐらい。

店舗内の寿司レーンを回ってるやつですら、ネタがポテンと落ちてるのを見たことあるでしょ？

(´・ω・｀)
オレはある

今後は配達員の教育を徹底し、再発防止に努めてまいります（キリッ）、じゃないのよ。

あの配達員に「ニギニギニキ」みたいなあだ名をつけてバカにしてる場合じゃないのよ。

教育すべきは寿司屋の経営者のほうでしょう。

格安なお寿司をフードデリバリーのシステムで配達したいんだったら、寿司1コ1コの大きさに合わせたデコボコを容器の底につけるとか、容器の大きさに合わせた「ネタ押さえシート」をかぶせて、寿司が動かないように工夫するとか。

必死に考えればそれなりのアイデアは出てくるはずなんですよ。

「ネタ押さえシート」という言い方がイメージよくないっていうんだったら、「品質保持シート」とでも言い換えておけばいいんすよ。

シートに微量のワサビ成分（アリルイソチオシアネート）を含ませておけば、むしろポジティブに捉えられる効果があるかもしれないし、あるいはサイゼリヤみたいにシートの表面に「間違いさがし」を印刷しておけば、お子様も大喜びさ。

(´・ω・｀)
さ？

ちなみに、パチスロとフードデリバリーの二刀流でやってる人も、おそらくいらっしゃいますよね？

語弊があるのを承知で言えば、どっちもギグワークですから。親和性ありありっすよね。

で、

(´・ω・｀)
制限時間を超えました、強制終了です名波さん

そんなこんなで今回は『墓石の撤去・設置作業の補助バイト』について語ります。

本当は違うやつにしようと思ってたんですけどね、中途半端に寿司の話を書いてしまったので、本編を短い話に差し替えます。

例によって、これも「ガクソー」で紹介してもらったド単発バイトになります。働いたのは1日だけでした。

仕事の内容は簡単で、墓石屋さんの作業の補助をするのみ。

古い墓石を撤去したり、新しい墓石を設置したりの軽作業です。

現場に集まったのは、見るからにエラそーな人×1名（たぶん社長か会長さん）、50～60歳ぐらいの社員さん×2名、そして学生アルバイト×1名（名波アマ）の合計4名でした。

70歳か80歳ぐらいか、白いヒゲを生やし、見るからにエラそーな人×1名
座ったまま動かず、いろいろと指示を出していました

まあ、おおむね問題のない、平和なバイト内容だったんですけどね。

ひとつだけ、30年以上経った今でも絶対に忘れることができないパワーワードをくらいまして。

さあ、今から新しい墓石を設置するぞ、という段取りになった瞬間でした。

見るからにエラそーな人から唐突に指示されたんすよ。

「おい、お前、モルタル作れ」

と。

名波アマ「はい？ モルタル……ですか？」

（何をどうすればよいものやら、キョロキョロする名波アマ）

なんやお前

モルタルの作り方も知らんのか！

(´・ω・｀)
知らんがな

モルタルは要するにセメントです。

墓石を固定させるため、石と石の接合面に使用します。

モルタルの粉＆水を所定の比率で混ぜて作るらしいんですけれども。

こっちは作業の補助だと言われて来てるだけですからね、そんな専門的なこと知りませんよ。

これまでに紹介した話でもそうでしたが、どうしてみんな、揃いも揃ってエラそーなのか。

アルバイトって、そんなに身分が低い？

やさしく接してくれる人も、たま～には、いましたけどね。

「なんやお前、モルタルの作り方も知らんのか」

「なんやお前、モルタルの作り方も知らんのか」

何回繰り返しても気持ちがよくなる、声に出して読みたい日本語です。

(´・ω・｀)
おぬしドMよのう