アドリブ
記事一覧へ公開日: 2014/07/17
パチスロ用語・旅打ち用語の基礎知識シリーズ!
いろは順にする?アルファベット順にする?っていうか、こんなシリーズ、いきなり始めちゃって大丈夫なの?
あれこれ迷いましたが、とりあえず、あいうえお順でやってみますね。
というわけで、記念すべき第1回目は「アドリブ」です。
「ここでアドリブが効かない奴は勝てないっっ!」
パチスロ漫画誌『別冊パチスロパニック7』の創刊号(=今からおよそ14年前、平成12年・春頃の創刊)から連載が続いている大ヒット漫画『アドリブ王子/あかつきけいいち先生』の主人公(王子)が、ここぞという場面でキメる有名なセリフです。
もともと【アドリブ】というのはラテン語で「即興」「自由な演奏・演技」という意味を表す言葉でしたが、あかつき先生の漫画がヒットしてからというもの、スロッターの間では「鋭いカンで高設定台を見抜くこと」「AT機等でリールの押し順をズバリ的中させること」といった意味で、この言葉が使われるようになっていきました。
また、漫画「アドリブ王子」のヒットを受けて、新たに「アドリブ店長」という名前の作品も描かれることになり、これまた大ヒット。
高設定域の機械割が高い機種にも惜しみなく設定6を使うなど設定にメリハリがあるホールの店長さんを「アドリブ店長」と呼ぶのが今や当たり前になっていて、「このホールにはアドリブ店長がいるな」などと使います。
ところが!
すっとこどっこい!
漫画「アドリブ王子」の連載が始まる少し前、つまりは「別冊パチスロパニック7」という漫画誌が創刊される少し前のことです。
もうすぐ新しい雑誌が創刊されるよ!
とPRするページが兄弟誌に掲載されていたのですが、じつは、そのページには…
超豪華連載陣!
イベント王子(仮題)
パチスロ一人旅(仮題)…
と印刷されていたのです。
(すみません、ものすごく必死に当時の雑誌を探したんですけど、なぜだか発見できませんでした。押入れに大事に大事に保管してあって、絶対に捨ててないハズなんですが…あ~あ)
創刊の一ヶ月前は、まだ正式なタイトルが決まっておらず、もしかしたら「イベント王子」というタイトルになる可能性があったわけです。
その後、創刊されるまでの短期間に、どういう経緯で「アドリブ王子」に落ち着いたのか、詳しいことは知りません。今度、あかつき先生か、古い編集部員に聞いてみようと思います。もしもあの時、イベント王子に決まっていたとしたら…(怖いですねー)。
ちなみにボクが原案を担当している漫画のタイトルは
×「パチスロ一人旅」
○「パチスロひとり旅」
です。たまに編集部員ですら間違える人がいるのですが、こういうのは固有名詞ですから間違えてはいけません。
(ボクも気をつけたいと思います)
で、え~と、つまり何が言いたいのかっていうと…
名前(タイトル)は大事だよ。
ってことです。
以上、パチスロ・旅打ち用語の基礎知識、第1回目でした。
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