パチスロ今昔物語・交換率
記事一覧へ公開日: 2014/08/24
すっかり今では当たり前になってしまいましたが、その昔、パチスロの等価交換(=5枚で100ポインツ)というのは少数派だったんです。
たとえば、およそ15年ぐらい前(2000年頃)、パチスロの交換率を7.6枚or8枚に統一していた大阪府には当然のことながら等価交換店が1軒も存在していませんでしたし、愛知県や岐阜県のホールでも5.5~8枚交換が主流でした。そのほか、静岡県では6~7枚が主流だったり、北陸地方の石川県や富山県では6枚交換が主流だったりしたものです。
中には、5.5枚交換であるにもかかわらず店内に「等価交換」と表示していたホールもありましたけどね。8枚交換とかに比べりゃ5.5枚交換は等価みたいなもんだろ?かなり思い切った交換率だろ?という空気があった時代です。
そんな時代に、いち早く完全等価交換化(=5.0枚交換化)に踏み切ったのが福井県と北海道のホールでした。
ボクの当時(2000年頃)の収支表を見てみると、福井県では等価交換以外のホールに遭遇した記録がありません。北海道でも苫小牧市や長万部町など、ごくごく一部に6枚交換店が存在したほかは、全てが等価交換でした。
その後、大手チェーンが等価交換をウリにして地方都市に出店攻勢をかけたことがキッカケになるなどして全国的に高価交換化(6枚→5.5枚、5.5枚→等価)の流れが加速していき、今にいたります。
あ、誤解のないようにお願いしたいんですけど、ボクは等価交換を推奨しているわけじゃありませんよ。
個人的には、最近の5号機のスペックであれば、5.5~6枚交換ぐらいがちょうどいいんじゃないのかな~と思っています。
さらに今年に入ってからは、消費税率が8%に変更になった影響から等価交換をヤメて5.5枚交換や5.6枚交換へ、あるいは宮城県のホールのように5.8枚交換へと変更する動きが見られます。しかし、これまで通りの等価交換を継続しているエリア・ホールもあり、対応が分かれています。
風の便りで、8月1日から北海道地区(札幌市だけかも?)の交換率が等価ではなくなったと聞きました。パチスロの交換率が等価→5.6枚交換になったとのことです。長い長~い等価交換の時代が、ついに終焉を迎えたということになりますね。
北海道在住パチスロ愛好者の意見をインターネット上で見てみると、やや否定的な内容のものが目立つように思います。中には、「等価じゃないならもう行かね」なんていう極端な意見もあったりなんかして(おそらく、勢いで言ってるだけだとは思いますが)。
ボクは逆に、その一報を聞いた瞬間「等価じゃなくなった北海道で、ぜひ打ちたい」「この日が来るのを待ってました」と思いましたけどね。
それこそ、ちょっと極端な例になってしまうかもしれませんが、その昔、滋賀県や岐阜県の7~8枚交換店で4号機の「ハナビ」という機種の高設定狙いをしていたときの収支を紹介したいと思います。
ちなみに4号機ハナビの機械割は、フル攻略で100%(設定1)~114%(設定6)ぐらいでした。
調子の良かった期間を切り取っているとはいえ、ものすごい勝率の高さです。マグレじゃ、ここまで安定して勝つことはできません。
7~8枚交換であっても、設定が高ければ(機械割が高ければ)普通に勝てるということです。
もちろん、設定状況が変わらないのに交換率だけを低くすれば、それまでよりも勝ちにくくなってしまいますけどね。
北海道地区の今後に注目したいと思います。
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