ドン・ピシャ
記事一覧へ公開日: 2021/04/20
先日、ボクの運転免許証がゴールド(優良運転者)であることをあざとくさりげなくアピールしましたが。
ボクが運転免許を取った昭和63年当時、まだ一般道でのシートベルト着用は義務化されていませんでした。
もちろん「シートベルトを着けましょう」という呼びかけはそれなりに行われていましたよ。
しかし世の中には「シートベルトはアマチュアが着けるものだから、ベテランはシートベルトをしなくてヨシ」と考える人も少なくありませんでした。
いちおう高速道路を走るときだけは義務化されていて、違反すると反則金を取られましたけどね。それでも年配のドライバーを中心に装着率が低く、パトカーが近くに現れたときだけあわててシートベルトを着けたりなんかして。
いま考えると恐ろしいけど当時はそれが普通だったんです。
たとえば大学生のときのことなんですけど、とあるアルバイト先で、次の現場に移動するためにクルマの助手席に座る機会がありまして。
当たり前のようにシートベルトを着けようとしたら、運転を担当する年配社員から
「シートベルトなんかするな!」
とキレられたことがあったぐらいです。
(´・ω・`)
リアルガチな話
おそらく
「オレの運転がヘタクソで不安だとでも言いたいのかっ!失礼なやつだなアルバイトのくせに」
という理屈だったんだろうと思うのですが、
もうムチャクチャですよ。
一般道でのシートベルト着用が義務化されたのは1992年(平成4年)の冬からです。
今ではシートベルトをせずクルマに乗る人なんて、ほとんどいませんよね。
おまわりさんに見つかったら反則金を払わなくちゃいけないから仕方なく、ではなく。
自分の身を守るために当たり前のように、みずからすすんでシートベルトを着けますよね。
…と、ここまで書いたところでいったん保存してパソコンの前から離れ、録画してあった水曜日のダウンタウンを見ていたら。
昭和の時代のシートベルトの話、思いっきりしてますやん。
タイミングドンピシャでカブってますやん。
もともとは「シートベルトの話からマスクの話」につなげようと思って書き始めたのですが、そういう気分ではなくなってしまったので、たまたま今、自然な流れで登場した「ドンピシャ」という言葉について調べてみます。
「ドンピシャ」なのか、「ドン」+「ピシャ」なのか。
いつ頃から、どういうきっかけで使われ始めた言葉なのか。
いままで考えたこともありません。
(検索中)
…なるほどなるほど。
これは「ドン」+「ピシャ(リ)」が正解ですね。
「ドン」のほうは「ド根性」「ドA」「ド下手」など、強調の「ド」が変化したもののようです。
「どん引き」「どん底」「どん詰まり」などの言葉で使われがち。
「ピシャ」のほうは、もともと「ピシャリ」だったものが、のちに省略されて「ピシャ」になったようです。
「ピシャリ」は引き戸を閉めるときの擬音語・擬態語です。
で、「ドンピシャ(リ)」という言葉がいつ頃から、なにきっかけで広く使われるようになったのか。
これについては特定できませんでした。
戦争のときに、大砲をドーンと撃って、標的にピシャリと命中することを兵隊が「ドンピシャリ」と言い始めた。
そんな説も目にしましたが、ソースがあいまいすぎて、なんとも言えません。
チコちゃんに聞いてみたらわかるかもしれませんね?
そんなこんなで今回の記事。
パチンコ店の開店を待つときの、ちょっとしたヒマつぶしになってくれれば幸いです。
なるべく今後は朝8時30分ドンピシャに更新するようにしてみます。
なるべく、ですけど。
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