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椎名林檎もあいみょんも好きな曲はたくさんあります。

来店に来てくださる視聴者さん読者さんの名前は全然覚えられないくせに、人から言われた何気ないひとことはずっと覚えている（根に持っている）タイプです。高校生の頃にクラスメイトのNちゃんから言われた「えみちゃんにはまだ椎名林檎の良さは理解できない」も忘れられないひとことのひとつで、たしか『勝訴ストリップ』収録曲の話だったハズ。

恋愛経験が乏しい私では椎名林檎の歌詞の奥深さや情緒、愛の重さを理解するのは難しいという趣旨の発言に当時腹が立ち過ぎたせいで、今なお椎名林檎さんの楽曲を同世代の女性の平均以上の熱量を持っては聴くことができないという後遺症を患っております。

女性アーティストの話題で言えば、あいみょんの『貴方解剖純愛歌〜死ね〜』について話をしていた時に元後輩から言われたひとことも生涯忘れることはないでしょう（それはaiko）。歌詞については各々で調べていただくとして、高校生の頃よりは多少の恋愛経験を積んでもなお、この手の重めの愛を歌った曲はやはりピンとこないのです。

愛する人を取り返しのつかないくらいに傷つけて気持ちのベクトルを自分にだけ向けさせたとして、逆に自分は絶対に心変わりをしないと言い切れるのか、責任を取れるのだろうかと考えてしまうから私は全然共感できないと話したところ、「本気で人を好きになったことあります？」と反論されてしまい、「お前が言うんかい！」をグッと堪えた強烈な記憶。

人前に出る仕事を始めてからは、SNSやYouTubeのコメントでも生涯忘れることはないであろうひとことを頂戴することがたまにあります。実際、つい最近もありました。出演するYouTube番組に書き込まれたコチラのコメントです。

「レオ子さんって食パンマンみたいですね」

え？　アンパンマンではなくて？

顔がむくんでいたり太ったりした時に、その丸顔を揶揄して「アンパンマン」と言われたことは何度かありますが、しょくぱんまん（どうやら厳密にはひらがな表記らしい）はどんな様を指摘しての揶揄なのでしょうか。

いや、もしかしたら私が被害妄想気味なだけでほめ言葉なのかもしれません。しょくぱんまんと言えばあの世界では仕事熱心でスマートないわゆるイケメンキャラだったハズです。ドキンちゃんからも熱烈なアプローチを受けているし。

気持ちはポジティブ方向に舵を切り、しょくぱんまんの性格について調べてみました。

ふむふむ。悪いヤツ（害悪なヤツ）には態度を変える一面があるのか。めちゃめちゃ私と一緒だ。このことを言っているのか？？？　

食パンマン 性格悪い

それともこれか？　この延長線にある「私＝しょくぱんまん」なのか？？？

食パンマンの性格の悪さが描かれていた原作エピソードに心当りはないけれど、ドキンちゃんの好意を知りながらもハッキリとは拒絶しない一面はヨシとされないかもしれない。でもこの点に関しては私はどちらかと言うまでもなくドキン側のタイプなんだよなぁ〜。

………。更新日の締切に遅れてまでしょうもないことを調べている自分に嫌気が差してきました。毎度本当に遅れてすみません。今回は書き出しては消してを2回繰り返し、最終的にこの仕上がりになりました。そろそろ“ライター”ではなく“演者”か“パン配達員”を名乗るようにしようかな。

PS.食パンマンが何枚切りなのかは言われてみれば確かに気になりますね。