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パチンコ・パチスロブログ

森本レオ子

新しい慶次はニューギンが作ったエヴァです

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公開日: 2024/07/11

 

キャラデザの話はもうお腹いっぱい。

 

 

 

 

口癖の一つに「杞憂でしたね」があります。理由はパチンコを打っていると“杞憂”で終わる場面が多いせい。予告は強いのにリーチのチャンスアップが弱くて不安になりながらも結局予告の強さで押し切って当たるという、周囲から一番ウザがられるパターンの当たり方をした際によく使います。

 

私が知っている日本語の中で、普段遣いしてもギリギリ無理しているように見られないワードだからという理由もあります。逆にギリギリアウトかなと思っているのが“天地神明”。余談ですが、何かと天地神明に誓いがちな人は嘘つきが多いので気をつけましょう。

 

 

 

 

最近、抱えていた不安が杞憂に終わりそうでホッとしている案件があります。『花の慶次』シリーズの新台『傾奇一転』についての話です。先月助六さんと一緒に名古屋の直営店で先行導入中のP機を打ってきたのですが、その時の所感が、演出バランスが玄人好み過ぎやしないか……。だったから。

 

ハッキリ言ってしまうと、先バレと演出バランスの相性が悪いと感じたのです。ただ、この感想を持ってして、「レオ子がつまらないと言っていた」と吹聴するのはご勘弁。相性が悪いだけで、先バレをOFFにして打つとめちゃめちゃ面白い台なのです。そもそも良スペだし。

 

 

 

 

『傾奇一転』はメインリーチが信頼度10%以下であり、そこから強パターンへ分岐するかどうかが演出の見どころです。しかし、その手の演出バランスにありがちな「発展分岐しなかったから目がない」わけではなく、弱いリーチでもちゃんと当たるのです。

 

シンプルモードで打つ『エヴァ15』『シンエヴァ』に近いバランスと言えば伝わりが良いでしょうか。初当りを何度か経験するとどんな展開でも当たる気がしてくる良バランスです。

 

 

 

 

だからこそ先バレとの相性が悪いのです。弱いリーチがメインになるため、先バレが鳴ったあともその弱いリーチで終結してしまうからです。先バレが鳴り「ヨシ、信頼度40%だ」とワクワクしたも束の間、胸が踊る暇もなくシャバいリーチでハズれる。当たったら当たったで「先バレ鳴ったしな」と手柄を先バレに取られたような感覚になり、ヒキの強さに酔いしれづらくなるのです。

 

『シンエヴァ』が先読みチャンスこそ搭載したものの先バレは非搭載だった点も、この手の演出バランスと相性が悪いゆえなのではないかと考えております。

 

 

 

 

それに加えて、先バレの法則がパイオニアである『リゼロ鬼がかり』に則っていないという点もあります。リゼロルールでは信頼度40%の先バレが鳴らなかった変動(いわゆる白バレ)で激アツが発生したら、それはもうその時点で大当りを確信します。それが『傾奇一転』ではその展開が全然余裕でハズれるのです。『ユニコーン』を打っていて、「先読みチャンスONなのに出てないから覚醒だけどハズレだな」の感覚に近いかもしれません。

 

さすが公募で決まったとあって音は非常に気持ちが良いし、入賞からワンテンポ遅れて発生するこの刹那の違和感がたまんなかったりもするのですが、それ以上にこの展開の白バレが暴動を生むのではないか。今は大半の人が先バレONで遊技するので、この点がネックになって他の良さが伝わらなかったら勿体なさ過ぎる! と勝手に不安を抱えておりました。

 

 

 

 

そんな森本レオ子の憂鬱は全くの杞憂に終わったようです。SNS等の意見を見る限り、『傾奇一転』の評価は高いようで何より。先バレは『リゼロ』に則るべきという過激派思想を持ち合わせているのは私だけだったのかもしれません。全くもって読み違えでした。

 

初当りに苦戦すると面白味が伝わり辛い演出バランスではありますが、パチンコを打ち込んでいる人ほど刺さるバランスだとは思いますので諦めないでください! 実際私も諦める寸前ではありますが、負け組のみなさまと並走しながら頑張る所存です。

 

 

PS.締切が遅れた理由は全国導入後にもう一度『慶次』を打ってから原稿を書きたかったからです。天地神明に誓って怠慢ゆえではございません。

 

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