鬼束さん、私と友達になりましょう！

期待値積んだら、締切詰んだ。

下世話ールド在住の皆さま、コニャニャチワ。とんでもなくそそられる事件が起きましたね。もちろん鬼束ちひろさんの件です。

押せばワンチャンありそうな二軍女子ライターのブログなんかを嫁に隠れてコソコソと読んでいるゲスなアナタが知らないはずもないとは思いますが、一連の騒動について手短に説明します。

先月28日、シンガーソングライターの鬼束ちひろさんが、体調が悪くなった友人のために駆けつけた救急車を蹴り、器物損壊の疑いで現行犯逮捕されました。詳細については不明ですが、通行人から嫌味を言われたことが原因で救急車を蹴ったらしいです。

三面記事、そしてゴシップ大好き人間の私にとっても、これほど興味深いニュースはありません。主にYahoo!ニュースとTwitterにて逐一騒動を追っていましたが、衝撃度で言えば今年一番でした。   

衝撃と言っても、鬼束さんが救急車を蹴ったこと、そして逮捕に至った事実そのものに驚いているわけではありません。大変恐縮ですが、その点への衝撃度は限りなく皆無に近いブルー。大崎さんが台パンで機械を壊しても今さら驚きませんし、〇〇〇〇さんが裏スロ屋に通っていても驚かないのと同じです。

さて。衝撃ポイントですが、2点ありました。まずは、鬼束さんのご友人が倒れた現場がどうやらパチンコ店であり、鬼束さんがかなりのヘビーパチンコユーザーだと判明したこと。

これについてはネットにあった過去のインタビューを読みましたが、どうやら相当レベルが高いパチンコ打ちだとお見受けします。「生きるってなんでしょう？」の問いに対しての答えが、「パチンコする。」でしたから。

鬼束さん。わかるっ……！　

私も常日頃、パチンコはサンドに金を突っ込んで喜怒哀楽を買う自動販売機のようなものだと話しては無情にもカットされ、ならばと原稿にしたためてみたとて誰の心にも刺さらず、女子ライターは黙って脱げと言われ、いざ脱いだらそれがライターの仕事かと嗤われ、私のパチンコ観は誰からも共感されないのかと苦々しい思いをしてきました。鬼束さん、私たちきっと気が合うハズです。

そして2つ目の衝撃ポイントですが、事件を起こしてしまった鬼束さんに対する世間様のリアクションです。特にこっちが衝撃でした。

情報の精度に関しては少し怪しい点もありますが、webのニュースサイトによると、どうやら鬼束さんが通行人から言われた嫌味の内容というのが、「ギャンブル中毒者を助けるな！」らしいのです。これは激昂必至の煽りフレーズ。煽り過ぎと言われる昨今のパチンコ機以上の酷さ。そりゃ怒るのも当然です。

ですが、世間様、特にヤフコメやTwitterに生息している上級世間様って、親がパチンコに殺されでもしたのかな？　ってくらい、パチンコ＝悪の思想をお持ちでいらっしゃるじゃないですか。朝からパチンコ屋に並んでいる私たちに対して、社会のゴミとでも言わんばかりの視線を投げてくるじゃないですか。

その都度、「いやいや世間様、抽選を受けるために朝から並んでいる私たちは非常に勤勉かつ努力家なパチンコ打ちです。本当のゴミは抽選を受けるために労力を割きません。昼の14時にフラッとやってくるのが真のゴミです」と教えて差し上げたいのですが、伝える術もありませんので、粛々とゴミとしての人生を受け入れて参りました。

私だけかもしれませんが、冷ややかな視線を送られることに慣れ過ぎていて、叩かれる心の準備があるのです。今回もきっと、通行人よく言った！　パチンコ打ちに税金なんか使うな!!　という目も当てられない流れになってしまうんだとばかり思っておりました。

ところがどっこい、じゃないですか。ビックリするほどに鬼束さん擁護が多い。そりゃもちろん救急車を蹴飛ばすのはナシですが、その嫌味は酷過ぎるとの意見が多いことに衝撃を受けました。

世間様はてっきり「パチンコ打ちに人権ナシ！」くらいの過激な思想をお持ちだと思っておりました。あれ？　もしかして私が思っているよりパチンコのイメージって今はもうそこまで酷くないのかな？

さすがに通行人の嫌味が酷過ぎるという話でもあるでしょうけど、最近少し風向きが変わってきたのかも。そう感じる事件でした。

だとしたら、ホールの徹底したコロナ対策が周知されていることと、地上波のテレビ番組で芸人さんがよくネタにしていることが理由なんじゃないかな。感謝ですね。

PS.『うまい棒』打ちてーーー！