Pフィーバーダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
SANKYO
パチンコ・パチスロブログ
公開日: 2022/06/10
なぞなぞじゃないよ。
みなさん、アナログ台はお好きですか? 「『ファフナー3』デキレじゃねーかよ!! 畜生がッ…!」と怒り狂っていらっしゃる方の多さから察するに、きっとパチンコ打ちのほとんどがアナログ大好き人間なのでしょうね。ちなみに私はと言いますと、周囲のパチンコライターと比べると好きレベルはかなり下の方ではありますが、そりゃもちろん好きです。ファフナーのデキレにやっぱり多少は萎えちゃうヤツらの1人です。
アナログ台の面白さと言えば、V入賞の瞬間やそこに到るまでの玉の動きですよね。アナログ台からじゃないと得られない快楽や栄養ってあるし、寸分違わぬ同じ動きが二度とありえないからこそ、大当りまでの道筋が一期一会なのがたまらないです。ドキドキハラハラの強さや質がデジパチとは全く違う。そこにロマンがありますよね。
それに加えて、勝てる台に関してはスロットの高設定台に近いのも魅力かと。良台に座れたなら、その日のうちに確実な利益をあげられる安定感があり、手の届くところに札束がある楽しさとでも言うのでしょうか。いつかは確率が収束するとはわかっていても、短期決戦では運要素が強過ぎるデジパチでは味わえない無敵感がアナログ台では味わうことができます。
同じくらいの高揚感をデジパチで味わうなら、千円で30回転くらい回ってくれないとダメだろうな。逆に言えば、それくらい回ってくれればデジタル台でも十分に無敵感は味わえるわけで、結局のところ、デジタルだろうがアナログだろうが回ればなんでも面白いに帰結してしまうのですが。
しかし最近、そんな根底を覆す台に出会ってしまいました。『Pフィーバーダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』です。等価ボーダーが14を切る激甘スペックであるがゆえに、ボーダー超えの台を見つけ出すのがドラゴンボールを7つ揃えるよりも難しいと言われているあの台です。悟りとチャクラを開く術を会得した者だけが打ち切ることのできる千円10回前後の台しか見つからない、でおなじみのあの台でございます。
このあいだ実戦取材で訪れたホールで、貸玉料金が2.75円のレートでパチンコを打ちました。1円や2円パチンコを打ったことはあるけれど、実は2.75は初めて。これがとても良い店でして。いまどき珍しく常連さんで溢れかえっていて、稼働が高いし状況も良いし懐かしい雰囲気もあってとんでもなく最高。もしかしたら2.75がパチンコのベストレートなんじゃないかな、と思ったことに関しては全く別の話なので割愛させて頂きますが、そんな状況で件の『ダンまち』を打ったんですよ。
回転率は250玉あたり約18回の優秀台。交換ギャップのある貸玉2.75円だったので、期待値がさほどあるわけではありませんが、意味がないだろうと言われている8個保留も意味を成しており、何度か保留が満タンになることもあるくらい気持ち良く打てたのです。
その結果、『ダンまち』って回るとつまんないな、って結論に至りました。回ってしまうと、もはやどこにでもある演出バランスの悪いデジパチなんですよ。『マクロスΔ』ほどではないですが、その遺伝子が随所に見受けられるというか、笑っちゃうくらいの激アツハズレがあるんですよね。金保留(約86.5%)からのバトルリーチ金テロップ(約69.0%)がハズれるなんてエグ過ぎるって! てか金テロップの信頼度が70%もないなんて、そもそもバランス自体がおかしいって!!
よく回ってしまった場合、クルーンでの1/3のカスに偏ることへのヤキモキが乏しくなって、アナログの面白さが死ぬんです。それくらい別にいいよ〜って思っちゃうんです。多少負けても生活に支障をきたさなくなってしまったら、パチンコがつまらなく感じるのと似ているかもしれません。
もしかしたら、千円で10回くらいしか回らんけど、クルーンが偏ってくれたらボーダー超えや!!! いけーーー!!! 手前に落ちたら殺す!!!! くらいの気持ちになれるクソ調整の方がアツく打てるんじゃないかな。アナログ要素もデジタル要素も両方楽しめるし。パチンコも『ダンまち』もギリギリアウトが一番面白いのかもね。
PS.デキレでもなんでもいいから早くファフナー打ちに行きた〜い。
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