Pシンデレラブレイド
JFJ
パチンコ・パチスロブログ
公開日: 2022/09/26
地元でお祭りが開催された。新型コロナが蔓延してからずっと中止となっていたので、実に3年ぶりだ。
屋台の数が以前よりも少し減ったかなという印象を受けたが、それでも人、人、人と十分すぎるほど賑わっていた。いわゆる友達以上恋人未満な若い男女がぎこちなく会話をして青春していたり、他人の目など気にすることなくイチャイチャする男女がいたり、それらを見てイラっとする私がいたりと大盛況。
そんな感じで祭り囃子をBGMにしてお祭りの様子を伺っていると、ふと思い出すセピア色の思い出。
ああ、そういえば……。
屋台で賑わっている商店街には一軒のホールがあり、そこは正真正銘の“地域密着型”だった。お祭り当日はホールを休みにしてトイレを開放、駐車場を休憩所にする、従業員(?)がその駐車場で屋台を出す、といった感じで全力でお祭りに参加していた。
懐かしいな、海鮮焼きとかターキーとか食べていたな。
だが、それは昔の話。そのホールはもう存在していない。令和の世にも残しておきたいところだったが、今から5年ぐらい前に姿を消した。
まったくもって切ないものだ。
あと、お祭りというと思い出すのは『ヒデキに夢中』だろうか。まだ4号機時代だった頃、私は西城秀樹タイアップマシン『ヒデキに夢中!!』に夢中だったので、お祭りの日も上記とは別の駅前にあるホールで打っていた。
この機種にはギャランドゥと呼ばれるボーナスの高確率ゾーンが存在しており、お祭り当日に私はそのギャランドゥを高継続させる打法を見つけ出したのだ。
……といってもガチの攻略法ではなく、「液晶に表示されている『G』の文字が一番大きくなったところでレバーを叩く」という完全なるオカルトだったが自分的にはしっかりと結果を残せた。懐かしい、実に懐かしい。
だが、それは昔の話。そのホールはもう存在していない。令和の世にも残しておきたい…かどうかは微妙だったが、今から4年ぐらい前に姿を消した。
ガセ高設定確定札やストック飛ばしなど、なかなか香ばしいことを繰り返していたが、設定を使うときはしっかりと設定6を投入していたし、設定打ち替えイベントもよくやっていたので4号機時代はお世話になったところだ。
まったくもって切ないものだ。
そう感傷に浸っていると、ドーンと打ち上げ花火が夜空に上がった。そういえば、打ち上げ花火というと……。
小学生だった頃の私は同級生たち(自分を合わせて計4人)と、絶好の隠しスポットで打ち上げ花火を見るのが習慣だった。
最初は皆で一緒にお祭りに行こうと約束をして集まっていたが、次の年からは約束をしなくても自然と集まるようになった。打ち上げ花火の時間が近づくとそこに集まって、皆でワイワイガヤガヤと楽しむようになった。
「私たちに約束なんて必要ない」、と深い友情を噛み締めていた。
だが、ある日、知ってしまった。
「約束しなくても自然と集まるようになった。打ち上げ花火の時間が近づくとそこに集まって、皆でワイワイガヤガヤと楽しむようになった」
そう思っていたのは私だけで、他の3人たちは皆、遊ぶ約束をしていたのだった。
誘われたのは最初だけで、次の年から私は「遊ぶ約束をしていないのに、ずけずけと間に入って来る空気の読めない人」だったのだ。
まったくもって切ないものだ。
楽しいはずのお祭りなのに、気分はちょっとおセンチ。思い出したくないことも思い出して、気分はちょっとおセンチ。さらに打ち上げ花火を見ながら彼女のお尻を揉んでいるカップルを見つけて、気分はちょっとおセンチ。
ああ、お尻というと今日『シンデレラブレイド』でタコ負けしたのを思い出してしまったではないか。
諭吉(きみ)がいた財布は遠い夢の中
ホールに消えていった1万円(うちあげはなび)
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