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サメと金の玉

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公開日: 2023/03/27

 

4月以降、話題の機種が続々と登場する。パチスロはいよいよ盛り上がって来る、そう期待したくなるのだが不安要素がないわけではない。

 

今のパチスロには足りないものがある。演出の作り込み方は細かく、出玉性能も上がってきて、有利区間を感じさせないゲーム性の機種も増えてきた。それでも今のパチスロには絶対的に足りないものがある。

 

 

 

 

それはサメだ。

 

常に映画界を席巻しているサメ作品。サメ台風『シャークネード』、恐怖の人造生命体『フランケンジョーズ』、国産サメ『ジョーズインジャパン』、この他にも『ゾンビシャーク』、『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』などなど、どれも粒ぞろい。

 

こんなにも魅力的なのにサメを題材にしたパチスロは、5号機後期に登場した『JAWS~it's a SHARK PANIC~』や、ある意味サメが主人公の『海物語』シリーズなど、数えるほどしかない。女子高生やロボット、戦国時代を題材にした機種は指が何本あっても足りないほど存在しているのに、不思議とサメは少ない。

 

 

 

 

もしかしたら、昨今の業界の低迷はサメの少なさが原因なのでは。そう感じたので、私は使命感を持ちパチスロ業界の未来のために、

 

 

 

 

先日『イド・シャーク』の完成披露上映会を覗いてきた。

 

『イド・シャーク』というそのタイトルから判るように、井戸+サメという意欲作だ。井戸といったら古来より幽霊話の象徴でもあるし、近年では『リング』シリーズの影響もあってよりそのおどろおどろしさに接する機会が多くなってきた。そこに恐怖の象徴であるサメが組み合わさったら、鬼に金棒、貞子にVHSビデオ。もはや、身の毛もよだつ要素しかない。

 

また、本作品は日本中を恐怖の渦に巻き込んだあの『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と同じようなドキュメンタリー形式になっている。もう恐怖のどん底に落とされる気しかしない。

 

ネタバレになるので内容の詳細には触れないでおくが、

 

 

 

 

実際に映画で使用されたサメのオブジェを見れば、その恐ろしさが伝わるだろう。

 

上映時間は約70分。その間、私は何度も身体を震わせて、恐怖のせいで気が狂ったのか何度も何度もケタケタと笑ってしまった。そう、怖すぎると人は笑ってしまう生き物なのだ。この現象が起きたのは私だけではなく、上映会に参加した周りの人も同じようだった。

 

「私は何を見せられているのだ」

 

常軌を逸したその内容に唖然茫然、だが計り知れない満足度。そして、鑑賞後は監督や出演者、サメ映画の有識者たちによるトーク回。

 

「どうして、井戸を使おうと思ったのか?」というような問いに対し、「井戸が余っていたから(以前、他の作品を撮ったときに使った)」と答えた監督に末恐ろしさしか感じなかった。

 

全てが終わり、夢うつつのまま帰路についた。そこで改めて今のパチスロ業界にはサメが足りないということを再認識した。それはサメを題材にした機種が少ないというだけでなく、

 

「笑って許せる」

 

ユーザーにもそんなサメ映画を見ているときのような寛容さと心の余裕が足りないのだとも思った。

 

なお、余談になるが帰りにホールによって『ドリームクルーン2』を打ったら、金の玉(当たったら1500枚確定)を2回ハズして、

 

 

 

 

 

ブチ切れそうになった。やはり、寛容さと心の余裕が足りない。

 

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