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北斗前夜

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公開日: 2023/04/03

 

徒然なるままに心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書き書き。

 

 

 

 

「名機は何か?」


 
そう問われたら、私は間違いなく初代『北斗の拳』の名を挙げるだろう。


 
稼働開始直後こそあまり期待されていなかったが、最終的には累計販売台数は約62万台とパチスロ史上最大のセールスを記録し、社会現象まで起こした初代北斗。自分はリアルタイムで初代北斗と対峙していたので、その過熱っぷりを肌で感じた。


 
全盛期の頃は常に満席で立ち見をする人までいた。電車の中で耳を澄ましていると、自然と聞こえてくる初代北斗の話題。そして、コンビニに並んだ原作コミックス…本当にスゴかった。


 
後にも先にもこの機種を超えるヒット機種は存在しないかもしれない、そう思わせるぐらいのマシンだった。ただ、勘違いしないでほしいのは“売れたから”名機と言っているわけではない。


 
・パチスロに興味がなかった人も巻き込んで大ブームを起こした。

 

・しばらくすると稼働は落ち着いたが、それでも設置期限を迎えるまで多くのホールでメイン機種として存在感を示していた。


 
そんな機種を名機として扱わないのは天邪鬼すぎるからだ。


 
「大ヒットしたけれど、名機かと訊かれたら疑問」

 

「中段チェリーを引いて32G間ドキドキする…パチスロの面白さってそんなんじゃないから」

 

「パチスロ業界に与えた影響は大きいけれど、機種としての面白さはイマイチ」

 

当時はそんな感じで斜に構えて評価した人たちもいたけれど、果たして、その人たちにとって「名機」の定義とは何だったのだろうか。


 
これはパチスロを本格的に打ち始めた頃の話。見聞を広めるためパチスロ経験者の人たちに色々な話を聞いていると、必ずと言っていいほど「名機」と呼ばれていた機種の話題にあがるので、当然、私は興味を持った。曰く「低設定でも楽しい」、曰く「ずっと打ってられる」。


 
だが、その「名機」は探さないと見つけられないレベルで、既に多くのホールから撤去されていた。この時点でおや?と思ったけれど、実際に設置してあるホールまで足を伸ばしてみると、誰も打っていない。よくよく話を聞いてみると「名機」と褒めたたえていた人ですら、1年以上その機種に触れていなかった。


 
もちろん、どんなに面白い機種でもいつかは飽きられる、それは当たり前のことだ。徐々にユーザーが減っていき設定状況も悪くなる、これも当たり前のことだ。そして、撤去されていく、これも当たり前のことだ。

 

だけれど、「低設定でも楽しい」、「ずっと打ってられる」そんな「名機」との出会いにワクワクしていたのでガッカリ感を強く覚えた。

 

 

 

 

さて、あと数時間経つと『スマスロ北斗の拳』がホールに並ぶ(地域差アリ)。ゲーム性は初代北斗を色濃く踏襲しているが、もちろん、そのままというわけではなく新要素もあって踏襲と進化を遂げた初代北斗という感じだ。

 

 

 

 

実際、以前に試打をしたとき、懐かしさと新しさ、両方を感じとれて初代北斗を嗜んでいた自分には見事に刺さった。

 

スマスロ北斗の登場で、初代北斗の頃はパチスロを打っていたが今打っていない、そんなスリープユーザー層が間違いなく流れてくるだろう。問題はその層のパチスロ熱を再び目覚めさせることができるかどうかだ。

 

 

 

 

新規則、スマスロ、禁煙…など、当時とはかなりパチスロ業界の状況は異なる。また、比較されるのは現行機種ではなく名機である初代北斗。ちょっと考えただけでも、パチスロ熱を目覚めさせるのは容易ではないことが判る。

 

それでも私はスマスロ北斗に期待している。

 

スマスロ北斗は初代と同様に名機となるか、それともただの人気機種止まりか、はたまた凡機で終わるか、それは蓋を開けるまで誰も判らない。

 

それでも私はスマスロ北斗に期待している。

 

スマスロ北斗きっかけでパチスロ業界が活気付き、パチスロライターの仕事が増えて、収入爆増。そして、ナオンにモテモテになって結婚して、幸せな家庭を築いてハッピーエンド、そんな明るい未来が来ることを期待している。

 

 

 

 

もはや、私の未来はスマスロ北斗に掛かっているといっても過言ではない…かもしれない。

 

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