ネタバレと先バレ
記事一覧へ公開日: 2025/01/20
アニメ・ゲーム・小説・映画…など、話題の新作が登場すると必ずと言っていいほど、その物語の展開や結末をSNSなどで我先にと語りだす者が現れる。いわゆる「ネタバレ」だ。
SNSの発展により様々な情報を簡単に得ることができるようになったが、必ずしも良いことばかりではない。弊害はいくつかあるが、ネタバレはその中のひとつと言ってもいいだろう。
このネタバレのタチが悪いところはどんなに本編を見るまでネタバレを回避したいと願っていても、SNSを開くと勝手にネタバレのほうから視界に飛び込んで来るということだ。実際、一度も見たことがない作品にもかかわらず、物語の結末を知っていることは少なくない。
先日、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)-Beginning-』が公開された。
本作品は予告映像の時点から話題騒然で色々な考察が飛び交っており、当然のことながら本編が公開されるとSNSは瞬く間にその感想で埋め尽くされた。
多くの人はネタバレに配慮した発言をしていたが、圧倒的な情報量を目の前にするとネタバレと遭遇するのは時間の問題だろう、そう判断できた。なので、
すぐさま映画館まで足を伸ばしてきた。
配布されていたプロモーションカードの注意書きにそわそわ。
おそらく、これが最後のネタバレとの戦いだろう。開封したいという欲はあったが、なんとかぐっと堪えることができた。そして、視聴完了。
いやー、良かった。本当に良い作品だった。いつになるかまだ判らないが、地上波での本放送開始が待ち遠しい。あと、エンドロールに「SANKYO」と「フィールズ」の名前があったので、もしかしたら……⁉
さて、ネタバレとの戦いはパチ・スロも例外ではない。
導入前にショールームなどで撮影した写真や動画をSNSにアップする人がいる。機種紹介や試打、そして、プロモーション活動をネタバレと言うつもりはないが(というか自分もアップしている)、中にはエピソードやエンディングのようなストーリー性のある映像を導入前に公開する人がいる。
こういったものは、アニメ・ゲーム・小説・映画…などと同じように導入前の公開は避けるべきだと私は思う。あと、個人的には演出法則や裏ボタンといった類の紹介も「自分で見つける楽しさ」を奪いかねないので、導入前は“ほどほど”に止めておいた方がいい気もする。
ただ、設定やモードなどの示唆演出の詳細はいち早く知りたいという気持ちがあるので、どこまでがネタバレで、どこまでが有益な情報なのかの線引きは難しいと思う今日この頃だ。
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