絶対モテ宣言

モテたい、ああ、モテたい、モテたい。

そう考えている者は少なくないだろう。普通の人がモテるには小手先のテクニックに頼らず、全身全霊を注いで努力する必要がある。いや、普通ではなく平均以上の人だって努力は必要だ。超がつくほどの大富豪とか、超がつくほどの容姿端麗であれば、例外ではあるがそんな人はごくごくごく僅かだ。

そう、人は誰しも努力なくしてモテることはない。

では、具体的にどんな努力をする必要があるのか。それは努力を日常生活に組み込むことだ。努力を特別なものではなく、“当たり前のこと”として習慣づけることだ。

例えばパチスロを打っているときにだって、モテる努力を行うことはできる。

先日導入された『L 絶対衝激Ⅳ』。一部界隈では上部役モノのせいで液晶が見にくい的なことで騒いでいるが、

「んなことはない」ので安心して欲しい。

データ表示器を見るときやCALLボタンを押すとき少し邪魔になったり、出っ張っているので圧迫感が若干あったりするので、次の筐体を作るときにはなくしたほうが良いかなとは思うけれど(筐体に個性はいらないと思っている派)、遊技自体にはほとんど影響がない。

閑話休題、この機種には魅力的なキャラクターや個性的な演出が数多く存在しており(演出には個“性的”なものが欲しいと思っている派)、その中のひとつにデート演出がある。

デートに成功すればボーナス当選というゲーム性なのだが、ここでもモテる努力を積むことができる。

何気ないヒロインへの告白シーンでの会話。この演出をただぼーっと見るだけでなく、「もし、自分だったらどう答えるか」と脳内でシミュレートをすれば異性との会話の練習となるだろう。ちなみに、私だったらこう答える。

ヒロイン「ごめん！ まだそんな気持ちになれないかも…」

カイザー「“まだ”ってことは“そんな気持ち”になれる日がいつか来るってことだよね。いつ？ いつ？ そのへんはっきりして欲しいな。私は別にいつでもいいんでずっと待ってるよ。ええ、ずっとね」

ヒロイン「ごめんなさい…今はまだ…お気持ちに応えられません…」

カイザー「なるほど、“今はまだ”ね。じゃあ、明日は？ 明後日は？ 私は全然OKなのでいつでも連絡ちょうだいね。いつまでも待っているよ。ええ、いつまでも」

ヒロイン「え⁉ キミのこと…友達としてしか見られないかな…ごめんね」

カイザー「友達なら仲良くしようぜ、もっともっと友情を深めよう！ 友達として今度どこかに行こうよ。友達として２人で遊ぼうよ。友達なんだから大丈夫だよね。いつにする？ いつにする？」

こういった地道な努力の積み重ねこそがモテるには必要なのだ。そして、努力の結果はこんな感じ。

「モテに近道はなし、仮に近道があるとするなら遠回りこそが近道」なのだ。

ということで、遠回りをして現在独身、彼女ナシの私だが、きっとこれがモテる近道なのだと信じている。

皆もモテる努力を惜しまずに行おう。