今度は清掃だ!!

幼少の頃から両親に「何事もトップを目指せ」と教育されてきた。

残念ながら勉強・運動はトップとは程遠い結果を残してきたが、部屋の散らかり具合はパチ・スロ業界で1、2を争うレベルだ。

なにせ、寝るスペース以外はモノ・モノ・モノ…と色々なモノが積み上がっている状態で、物置で寝ているといっても過言ではない。

そう書くと「不潔!!」と思われるかもしれないが、勘違いしないでほしい。たしかに私の部屋は物置と化しているが、ゴミ屋敷ではない。

モノが多いだけでゴミは少ないのだ。ちなみに、そのモノというのは、

・パチスロ攻略誌
・フィギュアなどのグッズ
・クレーンゲームなどの景品
・漫画

おそらく、ほとんどがこれらだろう。ただ、ゴミが少なくても散らかっていることは間違いないので、このままでは部屋に女子を呼ぶことができない。

散らかっている部屋を見ると掃除したくなる系女子との出会いがあれば話は別だが、残念ながらその機会は今までなかった。そもそも、女子との出会いが…いや、何でもない。

なので、一念発起して部屋の大掃除、いや、超掃除、いや、オートマルチラウンドマグナムマシンガンサラマンダー掃除をすることにした。

まずは夜空の星のように、部屋中に点々と輝いているパチスロ攻略誌をかき集めてみた。

なかなかのチョモランマ盛りでチチチョビレ、クヨクヨしたくなる。

昔は1年に1回、しっかりとまとめて古い雑誌は捨てていたのだが、いつぐらいからか雑誌内で過去の機種を扱うことが多くなり、資料として使うのでなかなか捨てることができなくなった。で、気付いたらご覧の有り様だ。

兎にも角にも、これで片付けの狼煙は上がった。さあ、ここからが本番だ。

…と気合いを入れたのが今から4ヶ月ぐらい前で、冬を越して、春を迎えて、GWが終了して現在に至る。その間、片付けは全く進展しなかった。

原因をひと言で表すと、面倒くさ…もとい、地味に仕事が忙しくなって時間がなかったのだ。あと、新作のゲームも色々と出たし、溜まっていたアニメも消化しないといけなかったし…。

だが、GWが終わって時間を持て余すようになったので、今こそ清掃の刻リターンズ。とりあえず、大量のモノをどうにかしないといけないので、

予め大きめのコンテナ(65L)を購入しておいた。

既述した通り、私の部屋はモノが多いだけ。なので、そのモノを整理できたら、我々人類の勝利が確定するのだ。

………。

はい、一瞬でコンテナがいっぱいになりました。う、うむ、あと2つほど同じコンテナが必要かな。

また、予想外の出来事がもう1つ起きた。それは誰もが驚く驚愕の新事実。

私の部屋、ゴミが多いわ。

圧倒的ゴミの量、具体的にいうとゴミ袋3袋分。まだ片付けは始まったばかりなのに、最初からクライマックスレベルだ。

ちなみに、ゴミの割合は空き袋・空き箱が半分以上を占めていた。これは「妖怪：いつか使う」のせいだろう。

耳元で「いつか使う」と妖怪に囁かれて、捨てずにとって置いたら「その“いつか”」はやって来ないで、どんどん溜まっていくという流れ。

「妖怪：リモコン隠し」、「妖怪：1G遅い(早い)」、「妖怪：俺、スロ(パチ)辞めるわ」と並ぶ、恐ろしい現代妖怪だ。

あと、部屋を片付けていたら、想い出やらトラウマも発掘できたのでノスタルジックな気分になったりもした。

たしか、これは実戦データを採るために購入したんだよな。でも、

ページを開いてみたら、とてもデータ採りに不向きな仕様だったんだよな。ああ、懐かしい。

あはは、完全に忘れていた(嫌なことはすぐに忘れるタイプ)。1点足りなくて資格試験に落ちたんだった。翌年、(余裕で)合格できたから良かったけれど、このときは本当にショックだった。

って、おっといかんいかん、片付けの手を止めていた。

…3時間後。

よし、これで片付けの大部分が終わった感じだ。さあ、ここからラストスパートだ。

だが、このときのスロカイザーはまだ知らなかった。このあと「妖怪：明日にしよう」が姿を現すことを。

果たして、スロカイザーは今年中に部屋の片付けを終わらせることができるのだろうか。そして、女子を部屋に呼ぶことができるのだろうか。