公開日: 2020/06/15
センスが欲しい。兎にも角にも勝負事のセンスが欲しい。
どうして、私にはセンスがないのか。どうして、私は選択をよく誤るのか。
先日、競馬をしていたら馬場が不良だったせいか結果は荒れ気味だった。人気薄の馬が馬券に絡みまくって、配当がなかなかエグいことになっていた。3連複でも10万馬券が出ていた。
当然、自分の予想も当たらない。いや、当たらないというレベルを超えてかすりもしなかった。そこで私は思った。
ここまで荒れているのなら、何も考えないほうが当たるのではないか。
ということで、戦績・騎手・脚質…などなど、本来ならチェックすべきところを完全に無視して、3連複を超絶幅広く購入することにした。具体的にいうと、3連複の8頭BOXだ。
3連複の8頭BOXは 56点になるので、基本的には的中しても収支はマイナスで終わる可能性がかない高い。
だが、今日のレースは荒れているので、3連複でも万馬券が続出。的中さえすればプラスに期待できるだろう。さらに念には念を入れて、荒れやすいイメージのある新馬戦をチョイス。
何も考えずテキトーに4頭削って、2・4・5・7・9・11・12の3連複BOXを購入した。3着以内に1・3・6・10の馬が来なければ見事に的中だ。
そして、レース開始。
いつもは固唾を飲んで、手に汗を握ってレースを見守るが、何も予想していないせいか緊張感は薄い。
「そんな買い方で楽しいか？」と思うかもしれない。たしかに微妙なのだが、きっと的中すれば楽しくなるだろう。バッシバシにプラスが増えれば笑いが止まらなくなるだろう。
で、レース結果は
1着：4番人気
2着：2番人気
3着：9番人気
2着：2番人気
3着：9番人気
と予想通り、そこそこ荒れた。配当も241.2倍と、これまた予想通りだった。ただ、唯一予想通りではなかったのが、
1着：1番
2着：10番
3着：9番
2着：10番
3着：9番
上位3頭は全て削った馬だった。4頭削って、その中の3頭が1～3着になった。
己のセンスのなさに天を仰いだ。膝から崩れ落ちるレベルで挫折した。削る馬はテキトーに選んだといっても、ここまで見事にピンポイントだと流石に凹む。
だが、私のセンスのなさはこれだけではなかった。
この日はとにかく荒れていた。当たり前のように万馬券が続出して、3連単なら100万馬券すらあった。それなのに私は
荒れているから3連複を幅広く購入する
この買い方をここでヤメてしまった。綺麗にハズレたのがショックすぎて、競馬をヤメてホールに向かっていた。
この日はとにかく荒れていた。当たり前のように万馬券が続出。そして、メインレースでは超超超荒れて
3連複で70万馬券、3連単なら驚異の400万馬券が誕生した。
もちろん、購入を続けていてもハズレていた可能性は十分にあったのだが、的中していた可能性も十分にあった。
心折れずに幅広く購入していれば、この手に70万円を手にしていた可能性があった…のに、その可能性を自らの手で捨ててしまったのだ。
このセンスのなさをどうにかしたい。
しかも、400万馬券が誕生していたとき、私は
青鬼を打って、ノーATの天井ループでゲボを吐いていた。
このセンスのなさをどうにかして欲しい。
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