公開日: 2020/06/08
6月6日の深夜、私は新しく購入したSwitch版『アウターワールド』をピコピコとプレイしていると右腕に違和感を覚えた。
それはまるで何かが腕を這っているような、そんなくすぐったさのある感覚だった。
不思議に思ってチラリと腕を確認してみると、そこにはヤモリがいた。小さいヤモリがいた。本当に何かが腕を這っていた。しかも、ただのヤモリではなくケアルが使えそうなぐらい白くて白々しいヤモリだった。
うわっ!?
私はとっさに腕を振り払った。生き物が好きとか嫌いとかそういうことではなく、何の前触れもなくいきなり白い生き物が腕を這っていたら驚くに決まっている。
時計を見ると深夜の2時を過ぎていた。本来ならゲームの区切りの良いところでヤメて就寝する予定だったのだが、部屋にヤモリがいるというなら話は別だ。もし、寝ている間に身体中を這いまわられた…と思うと気が気でなかった。
自分がヤモリになって女の子の身体を這いまわりたいという願望はあるが、這いまわられる方は勘弁してほしい。
ということで、部屋に散らかっている荷物を片付けつつヤモリ探索をすることにした。
だが、見つからない。1時間ほど探すも見つからない。カバンの中も机の中も探したけれど見つからない。仕方がないので軽快に踊りながら探したけれど、やはり見つからない。
眠い。兎にも角にも眠い。でも、怖い。生き物が好きとか嫌いとかそういうことではなく、兎にも角にも怖い。
睡眠欲VS恐怖心
ファイ!!
深夜の3時に世紀の大決戦がここに始まった。
気付いたら、昼過ぎだった。
だらしのない格好で、部屋の電気はつきっぱなし。私は完全に寝落ちしていた。睡眠欲、恐るべし。
熟睡できたのは良いが、何も問題は解決していない。きっと部屋にはまだ奴がいる。振り返れば奴がいるかもしれない。
ヤモリにビクビクしながら生活するのはイヤだ。ビクンビクンと下半身が元気いっぱいな生活には憧れるが、ビクビクはイヤなので、「ヤモリ 部屋 捕まえ方」で検索、検索。
そこで初めて知ったのだが、ヤモリは漢字だと“家守”と書くらしい。何でも害虫を食べるので家を守ってくれるからだそうだ。それに白いヤモリは縁起が良いらしい。金運アップするらしい。
んなわけない。
私はオカルト否定派ではないが、流石にこれは無理があるだろう。白い爬虫類が幸運を運んでくるなんで、絵空事にも程がある。
そういえば、今日は安田記念だったな。そういえば、アーモンドアイが出走するんだったな。なるほど、なるほど。
縁起が良いという言葉を信じたわけではないが
馬券を購入。
きっと、圧倒的大人気の5番のアーモンドアイが1着になるから、的中してもちょいプラだろう。それでも「もしかしたら」を信じて、11番のグランアレグリアを絡めて3連単を購入した。
1着：11番グランアレグリア
2着：5番アーモンドアイ
3着：6番インディチャンプ
2着：5番アーモンドアイ
3着：6番インディチャンプ
スーパービンゴだった。オッズは112.4倍だったので、500円×112.4＝5万6200円也。
これは偶然なのか、それとも白ヤモリ効果なのか。
【6月7日の収支】
中央競馬…＋5万200円
地方競馬…－6万円
中央競馬…＋5万200円
地方競馬…－6万円
白ヤモリ効果を信じるか信じないかはあなた次第。
ちなみに、まだ捕まえていないのでヤモリと同居しているかもしれない。人生初めての同居相手がヤモリになるとは思わなかった。
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