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公開日: 2021/10/25

 

『うまい棒』が打ちたい
ああ、打ちたい
打ちたい

 

かつて松尾芭蕉がそんな句を詠んだとか詠まないとか。兎にも角にも、うまい棒を打って銀玉の動きで一喜一憂したい。

 

だが、皆も知っての通り、うまい棒を設置しているホールはあまり多くなく、台数もかなり少なめ。打ちたいときにあなたは(空いて)いない、そんな恋のすれ違いが日常茶飯事起きている。

 

先日はまさにそんな感じだった。

 

胃袋は完全にうまい棒の受け入れ体勢を整えていたのに、その願望が叶わないという悲劇。世が世ならシェイクスピアも戯曲の題材にしていただろう。

 

さて困った。どうするべきか。空くのを待つか、それとも日を改めるか。迷い迷わされてカーニバル、そして私が選択した行動は

 

 

 

 

第三の選択肢、ホールを変えてPビッグポップコーンを打つ。

 

これも銀玉の行方を見守る機種で食べ物を題材にしているから、ある意味、うまい棒と同じカテゴリに入るだろう。

 

完全に初打ちだったので台間POPを読みながらプレイ。ポップコーンだけに

 

 

 

 

ほうほう

 

 

 

 

なるほど、なるほど。

 

よく判らん。

 

まぁ打ってれば何となく判るだろう。そんな気持ちでハンドルを握っていると

 

 

 

 

打ち始め早々に絵柄が揃った。すると、パカパカッと2回開放されて

 

 

 

 

役モノ内に入った玉でチャレンジゲームが始まり、台からセリフが流れてきた。

 

 

 

 

おっさん「弾けろ‼ 弾けろ!!」

 

 

 

 

青年「一人前のポップコーン職人になってやる!!」

 

なんだろう、この独特の無駄にアツい世界観は。よく判らないが、ポップコーン職人を目指す青年が主人公みたいだ。

 

全然関係ないが、ポップコーンといったら

 

 

 

 

『ポップコーンパパ』のうめかつお味がオススメだ。

 

もう一度POPをよく読んでみると、どうやら役モノ内で70秒耐えてV入賞すれば大当りらしい。

 

役モノ内で銀玉は踊り踊らされてカーニバル。バッチバチと上下左右とダンシング。なるほど、この弾けるような銀玉の動きがポップコーンのようなのか。

 

残り20秒

 

残り10秒

 

9、8、7、6、5、4……

 

初打ちだけどドキドキする、この高揚感。

 

3、2、1

 

荒くなる呼吸、高鳴る心臓。

 

0っ!!

 

 

 

 

パカーンと御開帳。そして、吸い込まれるように銀玉はV入賞。

 

をををっ!!!!! こんなにも早く大当りを引けるとは思わなかった。もしかすると、私はうまい棒だけでなくポップコーンの才能もあるかもしれない。

 

天は二物を与えずというが、私は二物を得てしまったのかと己の運命に酔いしれながら大当りを消化。

 

 

 

 

大当り終了後にルーレット演出が発生して「×」で停止。

 

これはどういうことだとPOPで確認してみると、どうやら「RUSH」で止まればポップコーンRUSHに突入して連チャンに期待できたみたいだ。

 

ああ、私は単発だったということか。残念無念。

 

だが、自分の中に眠るポップコーンの才能が開花したので、ここでヤメることなく続行。するとどうだろうか。

 

「激アツ!!」

 

というボイスが発生したではないか。

 

流石、ポップコーン・カイザー、すぐに図柄は

 

 

 

 

揃わずにスルー。

 

その後、「激アツ」ボイスを二度ほど確認したが全てスルー。この機種の激アツはあまり信用してはいけないみたいだ。そして、しばらくして再び図柄が揃い、役モノも突破できて大当りを射止めるも

 

 

 

 

再び「×」が停止。

 

まだだ、まだ勝負は終わっていないと私は気合を入れ直してハンドルを握り続けた。

 

全ノマレ
ああ、追加投資
追加投資

 

かつて松尾芭蕉がそんな句を詠んだとか詠まないとか。

 

【初打ち感想】
面白いけれど、うまい棒のほうが私好みだった。それに

 

 

 

 

メインキャラがアツくるしいオスが2人だけだと私の性癖には響かなかった。ポップコーンのような弾けたバストを持ったポプコちゃんとかが存在していれば、いい勝負をしたかもしれない。

 

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