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銀と金メダル

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公開日: 2022/02/21

 

毎日食べたいというほどではないが突然恋しくなる、そんな食べ物はないだろうか。普段から頻繁に食べているわけではないのに無性に身体が求めてくる、そんな食べ物はないだろうか。私にとってそれはチキンラーメンだ。

 

「すぐおいしい、すごくおいしい」のキャッチコピーでお馴染みの知る人ぞ知る即席麵の元祖。クセの少ないスープはどんな食材とも相性が良く、「チキンラーメン」と検索するとアレンジレシピが山のように出てくる、そんな多くの国民から愛されている即席麺。

 

だが、美味しいけれど既述したように毎日食べたいものではない。ただ、急に食べたくなる。1年に1回は必ず食べたくなる日が訪れる。チキンラーメンはそんな不思議な魅力を持っている。

 

理由は判らない。いくら考えても判らない。もしかしたら、何か良い思い出があって無意識に食べたくなったのかもしれない。

 

こういった、理屈抜きで何かをしたくなるという現象は食べ物に限った話ではなく、パチスロでも起きることがある。

 

特に好きというほどではないが、空き台が目に入るとつい打ちたくなる機種。

 

ただ、多くの場合は打ちたいとは思うけれど、思いとどまることが多くて実際に打つのは数カ月に1回ぐらい。その機種の名は

 

 

 

 

ドリームクルーン2

 

パチンコの一発台をモチーフにしているのに、何故か搭載している自力型のCZ。以前にもブログでネタにしたが、どう考えてもミスマッチだ。しかも、それが初当りのメインルートになっている。どうしてそうなった。また、4号機の『大繁盛本舗』を彷彿とさせるよく判らない演出の数々。

 

 

 

 

 

小役・前兆・状態・モード…何らかを示唆していると思うが、常に頻発しているので確証が持てない。考えれば考えるほどダメな部分が際立ってしまうが、打ちたくなるのだからしょうがない。

 

で、先日の話。ちょうどそのXデイが訪れたのでホールに向かってドリームクルーン2を打った。

 

頭上のデータ表示器をポチポチ押して履歴を確認してみると、1日に200~300Gほどしか回されていなかった。一度も大当りを引けないまま閉店を迎えた日もあった。このホールに通っている客の中で「ドリームクルーン2を急に打ちたくなる」という症状に悩まされているのは私だけなのかもしれない。

 

…そんなことを考えながら、レバーを叩いていたら異変が起きた。

 

 

 

 

オーバーフロー。

 

いやいやいや、打ち始めて10分も経っていないぞ。「1日に200~300Gほどしか回されていなかった」のだぞ。どうしてコインでいっぱいになるのだ。思わず筐体にツッコみを入れてしまった。

 

とりあえず、1回当たるまで打とうと心に決めてレバーを叩き続けた。

 

その1回は打ち始めて6千円ほどで訪れた。当たれば500枚以上確定でAT中は上乗せの可能性あり。これだけの説明だと、なんだか打てそうな気がする。ガメラみたいな感じなのかなと錯覚してしまう。だが、これはドリームクルーン2。夢は夢でも悪夢のような意味不明な演出で心を惑わす機種だ。

 

 

 

 

ATは何事もなく500枚ほど出して終わったが悔しくはなかった。何故なら上乗せしたことなど、ほとんどないからだ。

 

 

 

 

AT後には引き戻しゾーンもあるのだが、こちらも引き戻した記憶がない。

 

これで満足、もうおなか一杯だ。

 

そう頭では思っていたが、身体はまだ打ち足りなかったみたいで離席を拒んだ。仕方がないので続行。当たれば500枚以上確定…そんな機種なので当然、初当り確率は重めだ。きっと、出玉はすぐになくなってしまうのだろう。

 

私の予想に反して2回目の当たりも早めに来た。

 

 

 

 

そして、いつも通りの結果。

 

心身ともにこれで満足したのか、ようやく離席することができた。

 

面白かったかと訊かれると、うーんと悩んでしまう。だが、きっとまた打ってしまうだろう。ホールから撤去されない限り打ってしまうだろう。

 

私にとってドリームクルーン2は、そんなチキンラーメンのような魅力がある機種だ。ただ、チキンラーメンと違って「すぐおもしろくないし、すごくおもしろくもない」

 

この機種に対して辛辣な感想ばかり挙げたが、もちろん魅力はある。打つメリットはある。例えば、

 

 

 

 

カーリング演出があるので、「あ、カーリングの試合あるな」と思い出させてくれることだ。

 

銀メダルおめでとう。

 

次、ドリームクルーン2を打ちたくなるのはいつだろうか。

 

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