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パチンコ・パチスロ特集

木村魚拓のガチ日記

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ー肌感覚ー

更新日: 2015/06/02

ハーデス以上に打ち気を誘うパチスロは見当たらず、かといってたまには玉でも弾こうという気分になってもこのところピンとくるパチンコに巡り合えず、結局は今もハーデスと、その横にあるサンドとよろしくやってる私であるが、毎日のように同じ機種を触っていると何となく、設定の高低がわかるようになるものだ。

小役の出現率がどうだとか、この状態で何回当たっただとか、教科書通りの設定推測とはまた別の肌感覚とでも言うべきものが、長く打っていると培われることを知っているからこそ、隣で打つ彼の言葉には重みを感じた。


「その台、設定5はありそうですね」


整理券の配布に間に合わず、並んでいた人々の入場を待ってからパチスロコーナーに向かうと、ハーデスは既に満席。ならばと向かった新台のモンキーターンも満席で、1~2時間も待てばハーデスが空くことを見越し、その背中にあったバジリスク絆をワケもわからず回していたところで、2つ隣の台から真横の台に移動してきた彼に言われたのが、先のセリフだった。

絆を触るのは3回目。これまでの2回も表面サラリとなぞっただけで、推測材料どころかゲーム性すらよく理解していないため、この台のどこを見て5はありそうだと言っているのか見当もつかない。


初当りはたいして良くないし、派手に出玉を持っているわけでもない。ただ、2度射止めたATが、単発で終わらずともに連チャンしている点がこの台唯一の見所であるわけだが、浅く腰掛け慣れた手付きで消化を進める彼はいかにも手だれ。絆を相当打ち込んでいる風情であるし、面影も凱旋門賞を狙うキズナにどことなく似ている。

そんな彼に「5はありそう」だなんて言われたら、なかなか席を立つことはできない。ハーデスが空いたのを横目に捉えても、せっかく掴んだ高設定を捨てるのはもったいないような気がして絆を打ち続けた。3時間ほど打ち続けて出玉は皆無、さっきからザブザブと買い足しを強いられているのはまあ仕方ない。高設定でも出るとは限らないからその点は目をつぶることができたとしても、どうしても気になるのが例の彼。


自信満々で見限っていた2つ隣の台が調子よく出始めるや否や、舌打ちはするわ貧乏揺すりは始めるわと、もうやりたい放題。こんな野郎の言葉をいつまでも信じていたらケツの毛まで抜かれかねないと、後ろから見ていて間違いなく6だと確信していたハーデスに移動したらこんな結果になりました。


肌感覚恐るべし。

 

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