パチンコのセグ・ランプとは？見方や仕組み・メリットをご紹介

セグ・ランプ（以下：セグ）とは、パチンコの盤面の右下や左下などにある7セグやランプ群のことです。

スタートチャッカーに玉が入賞すると液晶画面で変動が始まりますが、それと同時にセグでも変動が始まります。つまり、液晶とセグは連動しているのです。

セグには電チュー開放や小当り等も含め、当たり抽選に関する結果を全て表示する役割及び義務があるので、見方さえ知っていればより正確な情報を知ることができます。

なお、演出などでセグやランプが使われることがありますが、ここで紹介するセグとは盤面端にあるセグ・ランプのことなので、間違えないようにしてください。

それでは具体例として、『Pうる星やつら～ラムのLoveSong～』（ニューギン）のセグを見ていきましょう。

セグの位置は盤面左下で、各ランプが示しているのは画像の通りです。本機は潜伏確変もないので、覚えておくなら左上のラウンド表示でしょう。

ランプが全点灯で10R大当り、5連ランプの一番右のみ消灯で4R大当りとなります。各大当りのランプパターンは上に表記されているので、簡単にチェックできます。

その他では特図1がヘソ抽選関連、特図2が電チュー抽選関連…となっていますが、これは実際に打ってみて、どこに入賞した時にどこのランプが変動しているかを見れば確認は簡単です。このように抽選に関するランプ類が固まって存在している箇所が“セグ”なのです。

セグの仕組みを理解すると、エンタテインメント性アップと攻略性アップという2つの大きなメリットがあります。

●大当りに関する楽しさがアップする

具体的に『CR大海物語4』（三洋）で解説します。

サメが揃って再始動（確変昇格）しなかった場合、通常図柄でがっかり…となりますが、ふと盤面左下のセグに目をやると、ランプ点灯パターンが15Rになっている。通常大当りの場合は12Rしかないので、この大当りは「ラウンド消化中のラウンド数昇格+確変」が確定します。

大当り中の昇格演出を待つことなく、ひと足お先にガッツポーズが作れるというわけです。各大当りのセグパターンはセグの近くに表記されていますので、簡単に確認することができます。

●無駄な投資を抑え、潜確台の発見に役立つ

2000年代後半から2010年代中盤まで、小当りと潜伏確変（電サポが付かない確率アップ状態）を搭載した機種がブームに。

小当りor潜伏確変に当選した際、それが小当り＝非確変状態であることを見極め、無駄な投資を避けるという立ち回りが有効となりました。

小当り・潜伏確変が発生した際にはほぼ出玉が得られず電サポも付かないので、潜確状態だと追加投資を行わなくてはならない、しかし小当りだったなら大当り確率はアップしていない内部通常状態。果たして追い銭は必要なのか否か…。

これに判断を下すために行うのがセグ・ランプ判別。

潜伏確変なら勝負続行。小当り＆回らない台なら即ヤメしてもOK。

この潜伏確変判別法を含め、潜確搭載機はある一定の人気を得ることに。

2021年現在、パチンコの規定上潜伏確変の搭載には発生時に一定量の出玉獲得が必須となるため、以前の様な小当りor潜伏確変をどちらか判別が必要になる機種は作れなくなりました。

また1種2種混合機が流行しているため確変機自体の比率が減少しており、2021年現在では潜確判別を要する台はどんどんと減少しているのが現状です。

現在の潜伏確変搭載機のトレンドは、大当り一定数の電サポ終了により潜確状態となる台。

代表的な1台は2021年11月導入の『P J-RUSH5（HSJ＆RSJ）』でしょう。

潜伏確変を含む「確変」についての詳細はこちらをチェックしてくださいね！

＞＞用語解説シリーズ「確変」はコチラで詳しく解説！＜＜  

ここからは、セグ・ランプをチェックする流れや場面を解説しましょう。

●ラウンド表示で小当りなのか大当りなのかを調べる

先述した通り、潜伏確変搭載機でアタッカーが高速開放した場合は潜伏確変or小当りの合図。

このアタッカーがパカパカしている間にラウンド表示（ランプであることが多い）をチェック。該当部が点灯していてれば潜伏確変当選、非点灯なら小当りとなります。

●確変なのか通常なのかを調べる

一定の電サポ終了後に潜確状態となる機種や、確変・通常問わず電サポ100回転など大当り後の電サポ回数が共通で液晶画面などでは見分けがつかない機種では判別が有効。

大当りラウンド中（少ラウンド大当りでは液晶画面などでラウンドの表示を行わない機種も存在するので要注意）にラウンド表示（セグ・ランプ）をチェック。

点灯したパターンをウェブサイト・雑誌など各種メディアの掲載と照らし合わせて、確変or通常どちらかを判別します。

そのメディア自体が信頼できるかどうか判断しないと、利用時に思わぬ損をする可能性が。

メディアに掲載されていない場合は、次項の様に自力で調べる必要があります。

●確変中大当り確率分母の数倍を回し、確変か通常かを調べる

大当り時のランプorセグの点灯パターンを、写真撮影やメモなどでチェック。その後スペックで表示されている確変大当り確率分母の数倍（3～4倍）の回転数を消化し、その後の当たった回転数を把握。

確変大当り確率分母の数字範囲内で多く当たっている点灯パターンは確変の可能性大、分母の数字を超えて当たることが多い点灯パターンは通常の可能性大となります。

この作業、件数を増やせば増やすほど、確変・通常どちらかの信憑性が増します。

編集部の独断で、セグに注目すべきマシンをピックアップしました。大当りラウンド数や潜確などのセグチェックを実際にホールでやってみましょう。 

『P大工の源さん 超韋駄天』／三洋

ホールで圧倒的な人気を誇る本機最大の魅力はなんといっても超高速消化の連チャンゾーン「超源RUSH」。液晶演出を楽しむのもいいが、ランプをマスターしておけば9Ror3R大当りを見分けるという楽しみ方もできる。

『P牙狼 月虹ノ旅人』／サンセイR＆D

遊タイムを搭載している本機は、朝イチ時にラムクリアされているかいないかが勝つための立ち回りに重要。されていなければ前日閉店時の消化回転数が据え置きとなり、遊タイム発動までより少ない回転数で挑むことが出来る。本機は盤面左下のランプ群に注目で、上記写真と同じ点灯パターンでラムクリア濃厚。だが、非クリア時にたまたま同じパターンであることも否定できないので要注意。

『Pフィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン』／SANKYO

本機はヘソ大当りがRUSH突入か否かを、ラウンド中に筐体左上のランプ群に注目することにより判別可能。実戦上、ヘソ大当りのランプパターンで一番左上の箇所が点灯していないと突入しない可能性が大（非突入が確定、というわけではない）。なお、電チュー大当りは当たった時点では全てRUSH継続となるため、ランプ判別は不要。

『PフィーバークィーンⅡ』／ジェイビー

セグ注目機種として、初～中級者の方に最もおすすめしたいのがこの機種。ヘソチャッカーと電チューの大当り振り分けが共通のため、覚えることが少ないからだ。大当り時に盤面左下のセグを見てランプ点灯パターンが10Rなら、消化中にラウンド昇格＆電サポ100回転濃厚だ。

『Pちょいパチ海物語3R2』／三洋

大当り1回あたりの出玉は少ないものの、破格の大当り確率（通常時1/49.9）を誇るマシン。大当りラウンド数は5or10Rで、振り分けはヘソ・電チュー共通で99：1。つまり、セグの10R表示そのものがプレミアム級となっているのだ。ちなみに、設置店を探すのに困らない『PA海物語3R2』の場合は、10R振り分けが4％だ。 

『CR ミリオンゴッド ディセント』／メーシー

「特図1ランプ点灯場所」

【初当り時に下記の点灯パターンなら潜伏確変濃厚!?】

初当り後、電サポが5or35or100回転で終了し、その後は潜伏する可能性があるため、セグ判別は非常に重要。初当り時の潜確割合は39％もある。初当り時は盤面右下にあるセグで潜伏確変かどうかをチェックしよう。 

『CRリング 運命の日FPWZ』／藤商事

潜確or小当りの「井戸～始まりの森～」の判別ができるところが最大のポイント。モード移行時に2Rのランプが点灯すれば潜確濃厚となる。セグによる潜確判別が初めての人にも簡単にできるオススメ機種だ。

『CRフィーバー宇宙戦艦ヤマト-ONLY ONE-』／SANKYO

継続率約90％を誇る連チャンゾーン「波動RUSH」中にセグが大活躍。というのも、5R大当り（実質4R）の時しか波動RUSH終了の可能性がないため、それ以外のラウンド数がセグに表示されれば、その時点で連チャン継続濃厚となるからだ。

実はセグには「ある程度わかりやすいものでなければならない」という規制があります。元々はパッと見ただけは分かりにくく、それをゲーム性の一部としていた機種も多かったのですが、現在設置されているマシンは、自力で探求できる程度には明確化されています。

液晶などの演出を楽しむのはもちろん間違っていませんが、モードが移行した時、大当りした時などにちょっとセグに目を向けてみれば、そこには最も正しい情報が表示されています。それを読み取ることができれば、さらにパチンコを楽しむことができるでしょう。

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