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スマスロ(スマートパチスロ)とは?機種一覧・導入時期・打ち方・スペックについて

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スマスロについて基本的な情報から機種の紹介、注意点なども詳解。予習・復習にどうぞ!

更新日: 2024/01/17

 

 

 

2022年11月より導入が開始された「スマートパチスロ(以下スマスロ)」。全国各地にスマスロが普及してはや1年が経過し、各メーカーから多彩な機種が輩出されているわけですが、これからスマスロを打ち始めてみようかと悩んでいるユーザーも少なからずいるはず。

 

ということで、回胴有史以来続いてきたメダル投入作業がなくなったスマスロについて、プレイ環境の激変やスペック変更も踏まえた予習&復習をやっちゃいます。

 

 

スマートパチスロ(スマスロ)とは

 

従来のパチスロから変わるのは大きく4点で、以下に列挙していきます。



◇メダルに触れることなく遊技可能

 

これは凄いことです。何せ、メダル投入作業が完全になくなるわけですから。メダル投入作業というか、完全にメダルレスになります。

 

ただし、クレジットの上限は50枚(メダルレスにつき“枚”という単位が正しいかはわかりませんが、便宜上“枚”を使用)のままです。これは法律によって決められているので、解釈変更の余地がありません。50枚消費ごとに貸メダルボタンなりを押して、50枚ずつクレジットに移行させます。

 

考えられるメリットとしては…

 

●衛生面に優れている

何を今更かと思われるかも知れませんが、メダルはすぐ汚れます。もちろん適宜洗浄はされますが、球体で表面に凹凸のないパチンコ玉と違い、メダルは汚れがすぐ付着するし、キレイにするにも限界があります。

 

最近は洗浄機の性能向上により少なくなりましたが、ちょっと前までは、小一時間もプレイすると手のひらが真っ黒なんてのも珍しくありませんでした。新型コロナウィルスに代表される各種感染症対策にうってつけですね。

 

 

スマートスロット

 

 

●メダル投入の労力がほぼゼロに

長時間遊技時の疲労が桁違いに軽くなります。筆者の個人的感想で恐縮ですが、若い頃は終日打っても何ともなかったのに、今では頑張って開店~おやつ時までです。それ以上は体力的にキツくて仕方ありません。高設定とわかりきっている場合でも、夕方過ぎるとヤメる理由を何とかして探してしまうことも…。

 

メダル投入の労力がなくなれば、プラス数時間は遊べるような気がしますし、実際そうでしょう。

  

●エラーが激減

パチスロを打つ上で遭遇するエラーは、多くがホッパー関係かメダル投入口関係と相場が決まっています。つまり、主にメダルによる物理的要因というわけですね。

 

これ以外は、ほとんどエラーしないか、エラーしても自動復旧します。メダルレスとなれば、プレイ中に興が削がれるエラーはほとんどなくなるといってもいいでしょう。

 

●フルウェイトがやりやすくなる

閉店間近のATや、天井狙い立ち回り候補の台が複数ある時など、とにかくスピーディーに消化したい時、メダル投入作業(補充作業)がなくなるのはいいことしかありません。焦っている時ほど、メダル投入にミスって通路に落としたりしますが、もちろんこれも一掃されます。

 

●プレイヤー以外のメリット

メダル計数作業やメダル補充作業にマンパワーを割く必要がなくなるため、人件費が抑えられます。また。パチスロ筐体で重量物となるホッパーがなくなるので、新台取り付け業者の腰への負担も軽減されます。

 

対してデメリットとしては、下皿のメダルをドル箱に移す儀式を行えなくなる、というくらいでしょうか。ドル箱を積みあげることもなくなるので、ホールも見た目での出玉アピールがしづらくなります。

 

少し寂しいような気もしますが、メリットの大きさを考えると、別に獲得メダルが減るわけではないですし、すぐに慣れると思います。



◇出玉データをホールから管理センターに送信

 

スマスロは、出玉データをホールから管理センターに送るという運用が予定されています。1台1台の出玉状況が、事細かに管理センターへ送られ一元管理されますので、ゴトや不正等のおかしな挙動を発見・対応するまでのスピードがかなり早くなることが予想されます。

 

これまでも“健全な遊技環境の構築”は業界が継続的に推し進めてきた施策ですが、スマスロではさらに1ステージアップした、というわけです。



◇コンプリート機能の追加

  

スマスロは、同一営業日内でMY19000枚で強制終了になります。MYとは、1番ハマっているところからの最大枚数と考えてもらえば、そう遠くないでしょう。

 

勘違いしてはいけないのは、2400枚規制(6.5号機同様差枚数)は並行して継続されますので、2400枚とは別に、営業日単位でのトータル19000枚です。つまり、現在ではほとんど意味はありません。MY19000枚って、5号機はもちろん、4号機ですらかなり難しい数字ですから。

 

とにかくまぁ、同一営業日内に19000枚に達すると、その日は完全に打ち止めとなり、閉店後に改めてリセット(設定変更)をしない限り、その台は遊技できなくなります。これをコンプリート機能と呼びます。

 

 

スマートスロット

 

◇スマスロの遊び方

  

スマスロはメダルを使用しません。これは散々述べてきたので問題ないでしょう。では具体的にどう遊ぶのか、従来のメダル機と遊技方法がどう違うのかを解説していきます。

 

(1)各台に備え付けとなっているスマスロ専用ユニットに紙幣(あるいはスマスロ対応タイプの貯玉済会員カード)を入れる。これは通常のメダル機用台間サンドと同じ手順ですので、特に問題はないはずです。

 

(2)専用ユニットの「貸玉ボタン」を押すと、スマスロに1000円単位で電子メダル(※1)が投入されます。通常のメダル機用台間サンドだと50枚(※2)のメダルがサンドからジャラジャラ出てきますが、スマスロではもちろん出てきません。クレジットが増えるだけです。

 

※1 電子メダルはあくまでもクレジットであって物理メダルではないので、正確な単位は「枚」ではありませんが、慣例的なわかりやすさから本稿ではクレジットを電子メダルとも表記し、その単位を「枚」とします。

 

※2 ホールによって異なりますが、20スロなら50枚もしくは46枚貸しや47枚貸しが一般的です。低貸しだったりするとさらにホールによってまちまちなので、打つ前に確認しておきましょう。

 

(3)プレイ開始。パチスロの基本遊技(レバーを叩いてボタンでリールを止める)動作は、従来から何も変わりません。

 

なお、メダルがなくなったからといっても、BETがオートになることはありません。これも従来通り、BETボタン(多くはMAX BETで1プッシュ3枚掛け)を押してからのプレイになります。

 

クレジットが尽きたら(1)に戻り、また電子メダルを1000円単位で借ります。

 

(4)ある程度電子メダルが貯まり、精算する場合ですが、従来機とは違った手順が必要になります。

 

スマスロは、すべての機種・台に必ず「計数ボタン」が用意されています。これを1回押すと電子メダルが「1」、長押しすると連続(50枚ずつ)で電子メダルが専用ユニットに逆移送され、その枚数が記憶されます。

 

 

スマスロとは

 

 

記憶されるのは、会員カード使用時にはそのカードに、不使用なら専用のICカードです。純粋に、ジェットカウンターでメダルを流す手間がなくなりました。

 

で、景品交換したい時は、その会員カードなり専用ICカードをホールの景品カウンターに持っていく…と、この流れは従来通りですね。

 

もちろん、例えば最初に1万円を専用ユニットに入れ、2000円分しか電子メダルを使っていなかった場合は、残りの8000円分はカード精算機を使うことで払い戻されます。

 

また、ヤメる時だけでなく、トイレ休憩や食事で席を離れる場合にも、クレジットの電子メダルを移したうえでICカードを携帯するクセをつけておきましょう。



スマスロに対するユーザーの声

 

スマートスロット

 

 

これまで筆者が聞いた、スマスロへのユーザーの声を挙げていきましょう。

五十肩なのでメダルレス化は単純に嬉しい

・10年後、若い奴に木の葉積みとか俵積みとか自慢するようになるのだろうか

・コロナのせいでスロから遠ざかっていたけど戻るきっかけになるかも

・もういっそストップボタンも廃止したほうがスマートなのでは?

『アラジンAクラシック』をスマート化してくれ。ドル箱の上げ下げがキツい

・ホールの「他の客への見せびらかしドル箱陳列」がなくなるので通路が歩きやすくなりそう

 

…等々。全体的に好意的な意見が目立っていた印象です。



スペックについて

 

スマスロは既存の6.5号機に比べても性能が緩和されており、一撃の出玉は現行機を凌ぐことが予想されます。

 

●2400枚規制は差枚数管理

これは6.5号機と同様です。最初にマイナスを食らっている(ここはできれば他人にお願いしたい)ことが条件になりますが、既に6.5号機で一撃5000枚を超える大爆発が多数確認されております。スマスロでも期待していいでしょう。

 

●有利区間上限の廃止

これは6.5号機にもなかった(6.5号機は有利区間最長4000G)スペック緩和です。「差枚数2400枚」はあくまでも同一有利区間内の話なので、6.5号機だと、例えば2000枚飲ませてからATに入ったとすると、4400枚までは一気に出すことができる…となるのですが、4400枚出すために十分なヒキが備わっていたとしても、その前に有利区間が途切れるとそこで終了してしまいます。3900枚でエンディングが流れたり。いやあと500枚よこせよ、みたいな。

 

ところがスマスロだと有利区間の上限がなくなるので、差枚数2400枚を獲得しきれず終了という悲しい思いはしなくて済みます。



導入機種

 

スマスロについて十分に理解できたところで、実際にホールに導入された機種を紹介していきましょう。



パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ(SANKYO)

スマートスロット

 

 

まずは筐体写真に注目。スマスロなので当たり前だけど、メダルをやりくりするための下皿がない!

 

ゲーム性にももちろん熱い視線が注がれる。AT中の純増枚数は約7.2枚/Gとかなり高性能なのにもかかわらず、一撃最大上乗せゲーム数は500G。つまり「3600枚フラグ」が存在するわけだ。

 

実際そこかしこから万枚報告が寄せられており、圧倒的な出玉推移を見せつけている。

 

スマスロ北斗の拳(サミー)

 

ホールデビューするや否や抜群の稼働で主力機種に躍り出た本機。それもそのはず。パネルデザインからも分かるように4号機時代を彷彿させるかのような初代『パチスロ北斗の拳』のゲーム性を再現しつつも発展的に継承した機種だからである。

 

公称はされていないがこれまで輩出されてきたクラシックシリーズと言っても過言ではなく、その当時のパチスロユーザーの需要に見事に応え、約60万台が導入された初代の実績をそのまま今回の『スマスロ北斗の拳』に注入した1台と言えよう。

 

その結果、スリープ層だった30代~50代のパチスロユーザーが少なからず本機をプレイしたというのも実際に発生しているのである。

 

なお、初代ではMAX89%の継続率だったBB(バトルボーナス)が今作では94%継続を誇る無想転生バトルが追加され、出玉への夢も見られるようになっている。

 

 

Lゴブリンスレイヤー(オレンジ)

 

藤商事グループ初のスマスロとなった本機であるが、『パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ』同様に高設定域における出玉性能のポテンシャルが抜群に高い1台となっている。

 

肝心のゲーム性は神系パチスロをリスペクトして分かりやすく仕上がっており、8192分の1で引ける一発フラグも搭載しているが、どちらかと言うと一発フラグに依存しているわけではなく、あくまでもトリガーの1つとして存在しているだけである。

 

ATは基本的に1セット100G+αで純増2.7枚/Gだが、最大8セット継続で純増5.0枚/Gが82%で継続するアルティメットループという上位ATも搭載している。とにかく出玉性能に長けた1台だ。

 

 

L主役は銭形4(オリンピア)

 

『バキ』に続くオリンピア第2弾のスマスロ。通常時はあらかじめ内部で決められている規定ガッツに到達すればAT「逮捕RUSH」に突入する割とシンプルな仕様だ。

 

ただ、基本的にゲーム数を上乗せさせてロング継続に繋げる機種であるがゆえに、初期ゲーム数の50G内にタイミングよくヒキを炸裂させてナンボな機種でもある。

 

ロング継続のトリガーとしてあるのが「執念ポイント」の存在。これが100pt貯まるとATに突入した際にBIG GAME確定のCZに当選するので、これが1つのきっかけとなる可能性あり。

 

エンディングにさえ到達してしまえば、最強特化ゾーンとなる「超逮捕RUSH」をかけた30G連チャレンジに突入する。

 

 

スロット ソードアート・オンライン(大都技研)

 

久々に著名コンテンツとのタイアップとなった大都技研グループ第2弾のスマスロ。スマスロ第1弾となった『鏡』同様に設定に準じた出玉の波を描く1台という印象だが、通常時は基本的にCZを介してATに突入するといういまどきのパチスロだ。

 

ATはALOという純増4.0枚/Gの上位ATにたどり着く前に7戦分のボスバトルとメインATの「SAO(純増2.5枚/G)」をループする仕様だが、ボスバトルに勝ちやすくなるように幾つもの仕掛けがあり、大都技研ならではの作りこみを感じる機種に仕上がっている。

 

 

パチスロ からくりサーカス(SANKYO)

 

 

SANKYO発のスマスロ第2弾として登場した本機は、『ヴァルヴレイヴ』に匹敵する上位ATのポテンシャルを秘めた高純増機。純増約2.8枚/Gの基本AT「からくりサーカス」と純増約7.6枚/Gの上位AT「超からくりサーカス」の2種類が存在し、上位ATまでの道のりは簡単に見えるものの、意外と険しい道のりであることは周知のとおり。

 

ハードルが高い反面、到達した際の破壊力と優越感は数あるスマスロの中でもトップクラスと言えるだろう。

 

 

L戦国乙女4 戦乱に閃く炯眼の軍師(オリンピアエステート)

 

 

ファン待望のシリーズ最新作として登場し、現在も高稼働を保つ人気機種。初代をイメージしたゲームフローに加え、伝統のCZ「乙女アタック」も搭載されている。

 

ゲーム数管理型のAT「強カワラッシュ」(純増約2.5枚/G)を超えた先に訪れる、「真強カワラッシュ」(純増約5枚/G)をはじめ、「神謀覚醒」「しゅつじんのとき」など、強力な出玉トリガーも魅力の一つだ。一度波に乗ると、万枚到達も現実的であることは言うまでもないだろう。

 

 

スマスロ遊技時における注意点

 

スマスロを遊技する際にあたり、台確保や離席時など、いくつ気をつけてほしいポイントがある。導入から1年が経過し、ユーザー同士でトラブルに発展してしまった…なんて声も実在する。揉め事を避けるためにも、これからスマスロを遊技し始めるユーザーは必見だ。

 

 

 

 

まとめ

 

スマートスロット

 

 

スマパチと違い、劇的な出玉スペックの変更はないスマスロ(とは言え6.5号機の時点で、6.2号機までに慣らされた今となっては十分刺激的ですが)。

 

しかし、メダルレス化という、これまでのパチスロが経験してこなった進化を遂げ、プレイ環境は劇的に変化すると思われます。体力的な負担が減って、大好きなパチスロをもっと長時間遊べるようになるのが個人的には何よりも嬉しくてたまりません、大歓迎です!

 

 

玉に触れずにプレイできるスマートパチンコも要チェック!

 

執筆者:いのせんと

■出生地:福岡 

■誕生日:10月30日 

■ X:@innocent_hp

21歳でP業界の門を叩き、気づけば業界歴15年目の編集者。東京都在住。社畜生活の合間に年間150日ほど稼働するため、機種知識や業界のトレンドなどへの造詣は深い。

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